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The Scene is Clean

The Scene Is Clean  金子亜里紗

1 The Scene Is Clean / Tadd Dameron
2 A.Bebop Carroll / Tadd Dameron
3 Bevan's Birthday / Tadd Dameron
4 Nothing Like Playing Blues / Fumito Takeuchi
5 Soultrane / Tadd Dameron
6 My Sound In The Pocket / Fumito Takeuchi
7 On A Misty Night / Tadd Dameron
8 Box Junction / Arisa Kaneko
9 A Tipsy Walk / Arisa Kaneko
10 Send For Your Tenderness / Arisa Kaneko
11 Our Delight / Tadd Dameron





HMV レビュー

勢いに乗る“ビバップ・ガール!”金子亜里紗のサード・アルバム。第三作は竹内郁人(ふみと)のオリジナル2曲とアルトをフィーチャー、金子も3曲を提供し、そのほかの6曲が金子が信奉するタッド・ダメロンの作品。いつもながらけれんみのない金子のビバップへの素直なジャズ魂が爆発!正に「ビバップ・ガール」の本領発揮の第三作となった。

金子亜里紗 (p)
竹内郁人 (as) 池尻洋史 (b) 矢嶋正義 (ds) 2006/11/17〜18 河内スタヂオにて収録。




昨日から今日にかけて、

バドやバリーさん、そしてこの金子亜里紗さんのピアノを

聴きなおしている。

何だろう‥この自然にリラックスできる感覚。

なにかゆりかごみたいなものに揺られている感覚になる。

自然な風が心地よく吹いてきて、

その風が林の木々たちを自然に揺らしている感じ。



たぶんコレなんだろうと思う。

コレが大事なことなんだと思う。

自然の中の溶け込んでいくようなジャズ。

自然の中で切磋琢磨しながら、

自然の中で揉みに揉まれて

そして鍛えられて‥削り取られて、

いい感じにかどが取れたようなジャズ。

みんな、こういうのを好きになって欲しいよなぁ。

こんな素晴らしいビバップと言うものが存在するのに、

どうして目立とうとして奇抜なことしたがるんだろう‥。

でも、それも大事なのかなぁ。



伝統って、すごく大事だと思う。

世代を超えて受け継がれているものの魅力ってすごいと思う。

もちろん新しいことに挑戦することも大事だと思うんだけど‥。

いつの間にか生まれて、いつの間にか皆に愛されて

いつの間にか大きくなって、いつの間にか風化していって‥

そういうジャズを‥ビバップをもっと愛して欲しいと思う。



自然の中に溶け込むようなピアノ‥

まさにこの金子亜里紗さんのThe Scene Is Cleanこそが、

それを現代に表現してくれている貴重な作品だと言うのは

間違いない事実でしょう。

テーマ:JAZZ - ジャンル:音楽

このブログを、楽天とは別に立ち上げて、早2ヶ月が過ぎようとしています。

そして、最近になって色んな人から、

 

「あなたのビバップに対する精神、価値観、考え方に感銘を受けました。」

 

と言う趣旨のメッセージをたくさん頂いています。

僕も、なぜこんなにがんばって毎日更新しているんだろう?‥と思うことがよくあります。

でも理由は一つしかないんです。

それは、ビバップの素晴らしさを知ってもらいたいから。

ビバップビバップうるさく言うけど、ビバップって何なんだ?と思う人もいるでしょう。

そして、歴史的観点からのビバップを説明した文章はたくさん目にしますよね。

でも、僕はそれを‥その素晴らしさを一言で言います。それは‥

 

「一番ミュージシャンサイドな音楽であり、ジャズであること。」

 

スウィングジャズ全盛であったあの時期に、

バンドでの決まった演奏では物足りず、

ミュージシャン達が夜中に小さなクラブで腕を競い合い、

自分のジャズというものを表現し合って、

それを、耳の肥えた聴衆が観に来るようになって、

それが結果的にジャズの革命へとつながったビバップ。

その後につながる色んなジャズ‥モードジャズや、フリージャズなどの革命とは

比較にならないほどのエネルギーを持っているのです。

一番ミュージシャン達が楽しんで演奏しているビバップって、

聴いている人にも、一番その楽しさが伝わってくるのですよ。

その作り込まれていない‥ミュージシャンの素が出る音楽って、

最高に楽しくて、最高に悲しくて、最高に感動するんですよね。

現代のポップスやフュージョンは、どうしても聴いてる側から遠い感じがする。

壁一枚隔てて、どこか自分の心と遠いところで演奏してる気がするんです。

 

ビバップと言うと、激しいとか‥うるさいとか‥スピードが速いとか‥難しいとか‥

そういうイメージを持つ人がよくいますが(僕も昔はそうでした)、

そうじゃないんですよね(笑)。

そのハートの部分を感じ取ることが出来ると、

いかにあのモダンジャズ創成期の時代が素晴らしかったかがすぐに理解できるはずです。

 

そして、忘れてはならないのが、ビバップは今も続いていると言うことです。

ジャズ年表を観ると、ビバップってあの時代だけのように書いてあるのですが、

そうじゃないんです。今でもビバップの魅力にとりつかれて、

そしてその素晴らしいジャズを演奏している人たちがいるのです。

 

The Scene is Clean

The Scene Is Clean  金子亜里紗

1 The Scene Is Clean / Tadd Dameron
2 A.Bebop Carroll / Tadd Dameron
3 Bevan's Birthday / Tadd Dameron
4 Nothing Like Playing Blues / Fumito Takeuchi
5 Soultrane / Tadd Dameron
6 My Sound In The Pocket / Fumito Takeuchi
7 On A Misty Night / Tadd Dameron
8 Box Junction / Arisa Kaneko
9 A Tipsy Walk / Arisa Kaneko
10 Send For Your Tenderness / Arisa Kaneko
11 Our Delight / Tadd Dameron


勢いに乗る“ビバップ・ガール!”金子亜里紗のサード・アルバム。第三作は竹内郁人(ふみと)のオリジナル2曲とアルトをフィーチャー、金子も3曲を提供し、そのほかの6曲が金子が信奉するタッド・ダメロンの作品。いつもながらけれんみのない金子のビバップへの素直なジャズ魂が爆発!正に「ビバップ・ガール」の本領発揮の第三作となった。

金子亜里紗 (p)
竹内郁人 (as) 池尻洋史 (b) 矢嶋正義 (ds) 2006/11/17〜18 河内スタヂオにて収録。

 

↑これ、今、一番購入しやすくて一番乗りに乗っているビバッパー達の作品です。

ビバップってこんなに素晴らしいの!って感動を味わえる一枚となっています。

是非聴いてみてください。そして9曲目のA Tipsy Walk聴いてみてください。

僕の言いたかったことがすぐにわかってもらえると思います。

そして同時に、こんなに素晴らしい世界を

知らなかったことを後悔するかもしれませんよ(笑)。



テーマ:JAZZ - ジャンル:音楽

リフタイド

Rifftide  金子亜里紗

1 Rifftide / T.Monk
2 Relaxin' At Camarillo / C.Parker
3 Repitition / N.Hefty
4 So Sorry Please / B.Powell
5 Luminescence / Barry Harris
6 Embraceable You / G.Gershwin
7 Stranger In Paradise / Forest&Wright
8 A Beautiful Friendship / D.Kahn
9 Crazeology/ Benny Harris

金子亜里紗(p)小川高生(as)藤田耕平(b)横山和明(ds);2004年8月16〜18日 「河内スタジオ」にて録音。





これ最高です。

バド信者の僕としてはたまりません。

単なる模倣ではなく、完全に血となり肉となりってかんじです。

セカンドアルバムはバドばっかりやっててそれも好きなんですけど

このファーストアルバムのほうがメンバー全体の意気込みみたいなのがすごくて

完成度が非常に高いです。

小川 高生さんのアルトサックスもとても良くて

心底ジャズが好きで、それを表現する手段としてサックスを使っている

感じで、素晴らしくジャズを歌います。

バリーさんの自作曲Luminescence なんてどうなっちゃうんだろうと

心配しましたが、そんなことまったく必要ありませんでしたね(笑)。

Embraceable Youも、本当に素晴らしい‥。ため息が出ます。

なんて素晴らしいピアノなんでしょう‥

なんて素晴らしいサックスなんでしょう。

だまされたと思って買ってみてください。

いや、買わなくても良いです。

僕が楽しめればそれで良いです(笑)

いや!やっぱり買ってみてください。

現代のバドパウエル聴きたくないですか?

バドの魔法にかかっちゃった僕には、

このCDが、黄金の財宝がつまった宝石箱に見えます。

テーマ:JAZZ - ジャンル:音楽

Our Respects To Bud    金子亜里紗


1 ティー・フォー・トゥー
2 ウッディン・ユー
3 セリア
4 ダンス・オブ・ディ・インフィデルス
5 エブリシング・ハプンス・トゥー・ミー
6 サムバディ・ラブズ・ミー
7 ウン・ポコ・ロコ
8 パリジャン・ソローフェア
9 アイル・キープ・ラヴィング・ユー|ストリクトリィ・コンフィデンシャル
10 ウェブ・シティ
11 タイム・ワズ



HMV レビュー

ファーストアルバム『Rifftide』に続いて録音された金子亜里紗のセカンドアルバム。今作は金子のジャズの原点ともいえるバド・パウエルに捧げられた作品集。ビバップの新鮮な先進を現代に甦らせた金子ならではの演奏が展開される。
金子亜里紗は1968年12月8日、高松生まれ。国立音大在学中に坂本輝氏に師事。1988年よりプロ活動を展開。自己のトリオをはじめ、竹田直哉(vib)との双頭ユニット“Crazy About Be-bopop”や、本作にも参加している小川高生カルテットで活躍している。

小川高生は独特のかすれ節を武器にビバップな演奏を展開するアルトサックス奏者。吉田豊(b)は1975年山口県防府生まれ。筑波大卒業後、金澤英明氏にジャズベースを師事。一度は教職に付くもジャズ界に復帰、海野雅威、山本剛、といったピアノ・ファン好みのトリオ、さらに西尾健一、石崎忍といったいま注目のバンドで活躍する注目のベーシスト。矢崎正義(ds)は1980年埼玉県生まれとグループ最年少。大学時代にジャズに出会いジャズを志す、今後が楽しみなドラマー。

ここに収録された作品は熱心なジャズファンなら耳に聞き覚えのあるバド・パウエルの名演名曲ばかりだ。こうした作品にはバドの演奏の影が付きまとうが、金子のピアノはすでにそうした音を血肉とした金子のビバップが息づいている。




金子亜里紗(p)小川高生(as)吉田豊(b)矢島正義(ds);200x年x月xx日 「xxスタジオ」にて録音。






バド・パウエルを敬愛してやまないピアニスト金子亜里紗さんの

セカンドアルバムなんですが、

HMVでもすごい点数ついてますね〜(笑)。

でも、その通りなんですよ‥この作品。

バドをいかに敬愛しているかはここを見ればわかると思います。

http://www5f.biglobe.ne.jp/~arichan/

完全にバドを自分のものにしていますし、

まさにバドが乗り移った演奏ってこのことだと思います。

というか、僕はバドの音って言いたくないんです。

ピアニスト金子亜里紗さんの音だって言いたいんです。

それくらい素晴らしいんです。

出だしのティー・フォー・トゥーから完全にノックアウトだし、

アイル・キープ・ラヴィング・ユーなんて鳥肌がたちます。

是非‥ぜひとも聴いてみてください。

ぜったい感動します。こんなピアニストがいるなんて

考えられなかったことでしょう(笑)






「Our respects to BUD」 ライナー・ノーツより

金子は今年一月「リフタイド」でCDデビューしたが、

そのビ・バップ色の強いピアノ・タッチは、

ジャズ通に大いに注目されることになった。

実際ピアノ天国の観がある日本で、毎月多くの

ジャズ・ピアニストのCDが登場するが、

金子ほどフレーズの強弱を意識したタッチ、

個性的な歌い方は珍しい。そしてこの作品、

バド・パウエル・トリビュートだが、日本では人気抜群の

「クレオパトラの夢」が入っていないのが興味深い。

売るために演奏するよりは、自分たちにとっての

パウエルを追求しようという姿勢だとすれば頼もしい限り。

リスナーの私たちも、プレイヤーたる金子の追求する

パウエルの魅力とは何か、を意識しながら聴くと、思わぬ楽しみを

発見できるに違いない。                 (中山智広)



Swing Journal 2006年1月号 ディスク・レビュー

 誤解を恐れずに言うと、自己表現であるにもかかわらず

そこに厳守すべき「型」があるという点において、

ビバップは日本の伝統芸能・芸術〜茶道とか日舞のような

〜に共通するものがあると思う。

そして、その型の中で新しい刺激を生み出すことが

いかにむずかしい作業であるかということも。

金子亜里紗は、その困難事に真っ向から取り組んでいる

ピアニスト。そんな彼女のチャレンジの現時点での成果が、

バド・パウエルに捧げられたこのアルバムである。

 この人のピアノを聴いて、まず耳を惹かれるのは、

一つ一つのフレーズ、ノートがきわめてていねいに

鳴らされているということだ。そして、そういう印象を

生み出すのはおそらく、彼女の、独特と言ってもいい「ノリ」。

自身のホームページで金子は、

「ビートのオンに対して若干遅れ気味の位置に

音を置いていくことが、一流と呼ばれるビバップ・ピアニストの

スイング感を生み出している」といった主旨のことを書いている。

そのことは当然彼女自身の演奏にも反映されているわけで、

特にミディアムからスロー・テンポのナンバー

(たとえば3や5あるいは6)では、日本人としては

異例とも言える重さ、粘り、そしてそこから導き出される「歌」を

表現することに成功していると思う。ここに推進力が加われば、

この人の音楽はさらに凄味を増すのではないか。

ゲストの小川高生はあいかわらずいい味だ。(藤本史昭)

テーマ:JAZZ - ジャンル:音楽



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