
Hank Mobley and his All Stars (Blue Note BLP 1544)
Hank Mobley (ts) Milt Jackson (vib) Horace Silver (p) Doug Watkins (b) Art Blakey (d)
Rudy Van Gelder Studio, Hackensack, NJ, January 13, 1957
1. Reunion
4. Ultramarine
3. Don't Walk
2. Lower Stratosphere
5. Mobley's Musings
ある方のブログでのコメント↓
めずらしい顔合わせのセッションだ。
これまでのハンク・モブレーは、2ホーンか3ホーンのセッションを組んでいるが、今回は彼一人のワンホーン。
そして、ミルト・ジャクソン(vib)が加わる。
彼以外は「元ジャズ・メッセンジャーズ」のメンバーである。
1956年春にホレス・シルバー、ダグ・ワトキンス、ハンク・モブレーはジャズ・メッセンジャーズを脱退しているが、今回は「再会セッション」なのだ。
どんな理由でジャズ・メッセンジャーズを3人が抜けたかは不明だが、約1年ぶりにレコーディングが実現した。
アート・ブレイキーはジャズ・メッセンジャーズを率いていたが55年のカフェ・ボヘミアでのレコーディング以降はコロンビアと契約していた。そう、意外なことだがジャズ・メッセンジャーズはコロンビアに所属をしている。彼らのイメージといえば日本でも人気のあるアルバム「モーニン」でレーベルは「ブルーノート」というの強いのだが(それは1958年になってからのことで、その話はまた後日にしよう)
ひょっとするとコロンビアでのセールスがパッとしなかったとか?
アート・ブレイキーは57年1月のセッションからブルーノートでのレコーディングセッションに復帰した。
一方ホレス・シルバーはモブレーらと一足早く、56年9月にはブルーノートに復帰した。
このレコーディングが実現した背景にはプロデューサー、アルフレッド・ライオンの手腕があったのだろう。
全曲モブレーの作品だ。
ミルト・ジャクソンというと私はM.J.Qでの活動のほうを考えてしまう。
M.J.Qは主にスィング時代のスタンダードナンバー、クラッシックの楽曲を演奏しており、どちらかといえば「静かなJazz」に考えがちだ。
でも、このアルバムではビブラフォンでカッチリとした音を出し、時にモブレーと火花を散らしたりと、熱い演奏をしている。
もって生まれたものだろう、モブレーは泥臭くなくやわらかい音を奏でる人だが、それが彼の持つ個性であり魅力なのだ。ある人は「パッとしない」というかもしれないが、彼の持ち味を認めていたのはブルーノートのアルフレッド・ライオンその人であり、モブレーがブルーノートに多くのリーダーセッションを残していることからもそれが理解できるのだ(終)。
テナーとヴァイブラフォンのフロント2編成の作品は、
問答無用に買ってしまう僕ですが、
これは、そういう意味ですごく期待して買った作品でした。
皆さんはどう思いましたか?この作品の出来栄えを。
色んな意見があると思いますが、
どちらかと言えばイマイチと言う人のほうが多いと思うのですが、
僕自身の感想は‥ちょっと好きみたいです(笑)。
まず録音がイマイチなのが残念でならないですが、
ジャズでのヴァイブラフォンの音色を
心のそこから愛している僕にとって、
シットリ系というか‥安らぎ系のミルトが、
よりハードバップらしい‥スウィング感溢れるキレのある演奏を
しているこの作品は、ある意味たまらないんです(笑)。
ホレス・シルヴァーさんはいつも通り?だし、
ブレイキーさんは、ちょっと‥というか、
かなり控えめな演奏?になっています。
ジャズメッセンジャーズのメンバーを、
ある意味全員かっさらっていったホレスさんと、
何のわだかまりも無く一緒にセッションしてしまうブレイキーさん、
何と寛大で偉大なお人なのでしょう。
自分の枠組みにはまらない人や、気に入らない人を
徹底的に排除して、自分の都合のよい人間関係をつくり、
それが幸せだと言い切る人が沢山いる世の中で、
人とは裏切るものなんだという、
人間という動物の習性を見抜いていて、
どんなことにたいしても寛大で、
どんな心の貧しい人と接しても、全て許すことが出来る心の豊かさ‥
僕はある意味、このブレイキーさんのような人を目指しているので、
非常にこういう生き様にたいして感動するんです。
皆さんは、怒る と言うことに対してどう考えていますか?
僕は、全く心の底から怒るって事は無いんです。
どんなに相手がヘンなこと言ってきても、
怒るっていう衝動は、自分の心の中で起きているんです。
相手が自分を怒らせているんじゃないんです‥
自分が怒っているだけなんです。
これも僕の大事にしている人生の教訓です。
でも、僕も怒ることはあるんです(笑)。
そしてそれは、パフォーマンス として 怒る のです。
相手にインパクトを与えるために必要だと思った時、
怒るというパフォーマンスをすることによって、
相手に伝えるのです。
だから僕は心の底から怒るということは無いんです。
ブレイキーさんは、ジャズメッセンジャーズのオリジナルメンバー
として一人だけ残ってしまった後、
試行錯誤しながら‥色々メンバーチェンジもありながら、
そしてあの黄金期のジャズメッセンジャーズを創り上げていくのです。
すごいですよね‥普通、仲間に裏切られたら
いじけてしまうのが関の山だと思うのですが、
このブレイキーさんのすごいところは、
裏切った仲間に恨みなど持たず、
ひたすら前に向かって突き進んだところにあると思うんです。
どんな時でも‥どんな状況にあっても、
自然の流れというものは、必ず悪いほうから良いほうへ流れている。
それを信じきることが出来るかどうかで、
人生の価値って決まると思うんです‥僕は。
Milt Jackson quartet in Japan 1990
↑やっぱ素晴らしいです‥ミルトのヴァイブ。
是非観てファンになってください(笑)。