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Trav’lin Light2

Swing Swang Swingin  Jackie Mclean

Swing Swang Swingin' Jackie Mclean

1 ホワッツ・ニュー
2 レッツ・フェイス・ザ・ミュージック・アンド・ダンス
3 ステイブル・メイツ
4 アイ・リメンバー・ユー
5 アイ・ラブ・ユー
6 アイル・テイク・ロマンス
7 レノックス街116番地



HMV レビュー

Blue Noteの歴史的名盤が、モダン・ジャズの音を作り上げた伝説のエンジニア、Rudy Van Gelder(ルディ・ヴァン・ゲルダー)による最新リマスタリングで再登場。

典型的なワンホーン・カルテットで挑んだ59年録音の代表作。

Jimmy Garrison(b)、Art Tailor(ds)といった強靭で軽快なリズム隊が全体を牽引してゆく中、スタンダードを中心に、Mcleanらしいハードバッパーど真ん中を貫いた胸の空く吹きっぷりを披露。
やはり<Let's Face the Music and Dance>がハイライトであろう。


Jackie Mclean(as)
Walter Bishop Jr.(p)
Jimmy Garrison(b)
Art Tailor(ds)



皆さんは、時々むしょうに聴きたくなってくる作品ってありませんか?

僕は、このSwing Swang Swingin'の、ジャッキー・マクリーンが

とても聴きたくなります。

ハイライトはたぶんレッツ・フェイス・ザ・ミュージック・アンド・ダンス

だと思うんですが、僕はステイブル・メイツが凄く聴きたくなります。

この曲の一瞬パッと止まる瞬間がたまらないんですね(笑)。

昔、山中先生にジャッキー・マクリーンのことを聴いたとき、

無茶苦茶カッコいい‥無茶苦茶カッコいい!を連発してました(笑)。

この人のコブシというかタメというか‥いわゆるマクリーン節は、

誰も真似できない天性のセンスだと思います。

このSwing Swang Swingin'のことを、

スタンダード垂れ流しでつまんないなんていう人もいるようですが、

僕はそうは思いません。

このメンツ見てください。

Jackie Mclean(as)
Walter Bishop Jr.(p)
Jimmy Garrison(b)
Art Tailor(ds)

凄いメンツでしょ!アートテイラーは、はんぱなく効いてますよ!!

とにかく黒いウォルタービショップのピアノも最高!!

ジミーギャリソンのベースも文句なし!!

5曲目のアイ・ラブ・ユーなんて、マクリーン冴え渡ってます。

まさにこのメンバーが起こした奇跡ともいうべき演奏。

キャノンボールアダレイや、フィルウッズなど有名な人は沢山いますが、

僕は、ジャッキーマクリーンが一番カッコいいと思います。

この作品は、ジャッキーマクリーンのアルトサックスが、

最高のリズムセクションで聴ける最高の作品に間違いありません。

是非一度聴いてみてください。

Stablematesしびれますよ〜(笑)。

 

↓聴いてみてください。

マクリーンらしさが出ている映像です。

ピアノのパーランさんも最高!

Jackie McLean Quintet - Blues Inn
Jackie McLean
Horace Parlan
Wallace Roney
Peter Washington
Kenny Washington



テーマ:JAZZ - ジャンル:音楽

市川修.JPG

Ichikawa In New York   市川修

(1)ALONE TOGETHER
(2)THIS IS NO LAUGHING MATTER
(3)BROTHER PATATO
(4)EMBRACEABLE YOU
(5)LIKE SOMEONE IN LOVE
(6)ROUND MIDNIGHT
(7)TENDERLY
(8)PLEASE SEND ME SOMEONE TO LOVE
(9)ED'TIGER'LEWIS
(10)YOU DON'T KNOW WHAT LOVE IS
(11)BLUES FOR CONVERSATION

OSAMU ICHIKAWA(P,FL) BUSTER WILLIAMS(B) BEN RILEY(DS) SATOSHI INOUE(G) 録音:2000.

 

素晴らしいレビューです↓

一人の名ジャズピアニストが他界して一年が経つ。セロニアス・モンク、バッド・パウエルなど黒人ジャズに深く傾倒していた市川修がその人である。京都を拠点としてライブ活動しリリースされたCDを愛聴していただけに無念でならなかった。遺作(現時点)は2000年にニューヨークでベースの大御所、バスター・ウィリアムスとセロニアス・モンクのドラマーだったベテランのベン・ライリーのトリオと米国滞在のギタリスト井上智が参加した「「OSAMU ICHIKAWA/IN NEW YORK」になる。市川は何度も渡米して現地ジャズメンと共演しているので全く違和感なく持味を出し切った演奏に終始している。市川修の演奏を最初に接したのは1981年デビュー作の「BODY&SOUL」を聴いた時にさかのぼる。送ってもらったジャケットの中に手作りのライナーと自作2曲の譜面のコピーさらに近々渡米の予定がある事などがつづられた手紙が同封されていた。初めてで人間味ある心づかいに感激した記憶がある。「IN NEW YORK」では"Alone Together""Like Someone In Love"のスタンダードをモンク的フレーズを挟みながら豪快にスイングし、"ラウンドミッドナイト"も情感タップリのバラードが心を打つ。黒さとブルージーな感覚が全般的に支配した比類なき演奏と思う。
Ichikawa Osamu(p)Buster Williams(b)Ben Riley(ds)Inoue Satoshi(g)2000.6.1録音

 

これも、素晴らしいレビューです↓

JazzPianistの市川修さんが1月31日に、くも膜下出血で亡くなられた。 2週間ほど前、突然倒れられ入院中という話は聞いていたが、本当に残念でしかたがない。  市川さんのご自宅がわが家から5分ほどの距離があること。行きつけのBarでよく姿を目にし、演奏も何度も目にしたことなど、私にとってとても身近なJazzMusicianだった。  多くの日本人がJazzを演奏するなか、本場のNYのハーレムで立派に演奏できる日本人ミュージシャンは彼の他に何人いるだろうか。 それでいて、生き方は古風な侍のように武骨で、飾らない言葉づかい、何者にもこびない姿勢、ひたすらSoulの奥底に向かってJazzを探求し続けたのではないだろうか。 2000年にNewYorkで録音された作品『IN New York / Osamu Ichikawa』のライナーに「My Music is never stop」と題された市川さん自身のこんな言葉があった。

「...My music is never stop. 50歳にして原点に戻れて良かった。今までやってきたことに間違いはなかった。苦しみから開放され自由になった。たぶん僕はようやく独房から出ることが出来たのだろうと思う。神に感謝する。そして家族にも。    市川修」

空の上で先人達とセッションを続けておられると思う。

 「たくさんの音楽をありがとう、市川修さん!」 ご冥福を祈ります。

 

 

 

素晴らしい‥素晴らしすぎますよ‥(涙)。。

これほどまでに素晴らしいピアニストが、

これから一番脂の乗った演奏を聴かせてくれるという大事な時に

急にあの世へ逝ってしまうなんて‥悲しすぎます。

最初の数フレーズ聴いただけで、すごいって唸ってしまったんですが、

それが、最後の最後まで感動しっぱなしのフレーズ満載でした。

ライナーノーツに、ブルーノート関係者のコメントが載っています↓

 

早いもので、市川君が逝ってしまって1年が経とうとしている。

失われたものの大きさに、未だに呆然とすることがある。

ブルーノートで色んなミュージシャンの演奏に接する機会があるが、

「そこちゃうやろ!修ちゃんやったらこうやってくれるのになぁ。」

などと、思わず独り言を言ってしまう。又、深いため息をついて昔を思い出す。

もう、店を閉めてしまおうかと何度も考えたが、次の世代に市川君の

音楽の魂を伝えていくためにも、この店は続けていかねばならないと

踏みとどまる。

 

まさに、今の僕の気持ちは同じです。悔しくて悲しくてなりません。

こんな素晴らしい、魂のジャズを奏でるピアニストが

この世からいなくなってしまったことを、残念に思わない人がいるのでしょうか。

YOU DON'T KNOW WHAT LOVE IS

(ブルーズの意味をしらなきゃ愛はわからないよ)では、

市川さんの永遠に語り継がれるであろうフルートでの名演が収められているのです。

 

この作品は、僕の中で間違いなく今年一番の作品になりました。

この魂の宿った音色は、一度聴いたら虜になります。

山中良之先生は、この人に見初められて、そしてジャズを叩き込まれて

プロデビューをはたしたんでしたよね。

ちょっとだけ‥いや、かなり山中テナーのルーツが見えてきました。

モンクに似てる?バドのようなフレーズ?

そうじゃないですよ‥やはり市川修のピアノは、市川さんにしか弾けませんよ。

 

皆さんも、是非手に入れて聴いてみてください。

期待を裏切らない素晴らしいフレーズに溢れているんですから‥本当に。

 

市川修.jpg

市川修(いちかわおさむ)

1949年京都府生まれ。
中学生時にブラスバンドでフルートを始め、高校進学と同時にピアノに転向し、大学在学中にプロとしてデビュー。
1972年に上京、'ピットイン'等に自己のグループで出演。
75、80、86年と3度の渡米。
特にニューヨークハーレムでは グレッグ・バンディ、ジミー・ポンダ、ドン・ペイト、エディ・ムーア、アーネスティ・アンダーソン、ツーツ・シールマンス、等と共演。
伝説のアルト奏者、Cシャープと同じ部屋で生活し、演奏活動を行う。
BLUESを深く敬愛し、あつい演奏を信条とする。モンク、パウエルといった黒人ピアニストを尊敬している。
自己のトリオ、クアルテット、市川芳枝バンド等で、京阪神や東京のライブハウスに出演。
谷中秀治 (bs) をはじめ黒人ミュージシャンのゼン・マッセイ、サディク、エド・ルイス、デニス・チャールズ等と活動。
キングレコードより、リーダーアルバム"ザ・オリジナル"、京都ブルーノートレーベルより"クリス・クロス"、"エド・ルイス追悼アルバム"、を発表。
2006年没

 

↓まだ少し残っているかもしれませんよ!お早めに〜♪

市川修 CD Ichikawa In New York
市川修

テーマ:JAZZ - ジャンル:音楽

Jr Monterose  Jr Monterose

Jr Monterose  Jr Monterose

1 ウィー・ジェイ (00:00)
2 サード (00:00)
3 ボビー・ビン (00:00)
4 マークV (00:00)
5 カ・リンク (00:00)
6 ビューティアス (00:00)

 

HMV レビュー

ブルーノート15000番大に録音されたの記念すべき初リーダー作。アイラ・サリヴァン(tp)の参加が珍しい。ジャズ・メッセンジャーズ脱退前後のホレス・シルヴァーをバックに、「訥弁テナー」と「訥弁サックス」が競演する微笑ましい作品。ドナルド・バードの2やオリジナルの3などいかにもハードバップの時代らしいメロディが時代感を盛り上げてくれる。

 

モンテローズのテナーって、すごく個性的ですよね。

幼少のころ、クラリネットを習い始めたモンテローズは、

ラジオから流れてくるホーキンズや、チューベリーの

スウィングテナーに魅せられて、

ほとんど独学でテナーを習得したということです。

すごく個性的でアクの強いテナーなんだけど、

なんか納得できるんですよね。

やはり、ホーキンズの流れをくんでいるからだと思います。

この作品は、モンテローズの初リーダー作にして、

彼の代表作と言われていますが、

トランペットとのフロント2管コンボで、

ドラムがあのフィリージョージョーンズ!

そして、なんといってもこの作品の良し悪しを決定付けているのが、

ピアノのホレスシルヴァーの参加でしょう!!

僕個人としては、これ↓

Message.jpg

The Message  Jr Monterose

 

の圧倒的な素晴らしさに、いつも感動させられているのですが、

このJr Monteroseと言う作品も、モンテローズファンとしては、

絶対に外せない作品ですよね。

someさん紹介の幻の隠れ名盤In Action↓

In Action.jpg

Waltz for Claire ♪ ←試聴できます

 

も、まさにこの人を語る上で外せない作品です。

僕はある意味、テナーの代表的な名盤はと聴かれたら、

ロリンズのサキソフォンコロッサスか、

モンテローズのThe Messageか迷うくらいなんで(笑)。

それくらい、この人のテナーは魅力的です。

 

 

↓一番上のこの曲だけは、絶対聴いてくださいね。

僕のフェイバリットアルバム、「ザ・メッセージ」の中の曲なので。

JRMONTEROSE / Violets For Your Furs

JRMonterose(ts),Tommy Flanagan(p),Jimmy Garrison(b),Pete LaRoca(ds) Recorded November 24,1959 ...

 





JR Monterose & Tommy Flanagan - Never Let Me Go

JR Monterose & Tommy Flanagan - Never Let Me Go 「A Little Pleasure」1981 ... jazz JR Monterose Tommy Flanagan Never Let ...

 





JR. Monterose - I Should Care

JR. Monterose with the Joe Abodeely Trio「In Action」 JR Monterose (ts) Dale Oehler (p) Gary Allen (b) Joe Abodeely



Jr Monterose2.JPG

 

テーマ:JAZZ - ジャンル:音楽

Arnett Cobb.jpg

Chittlin'Shout  Arnett Cobb

1 Chittlin' Shout
2 I Stand Alone
3 You Walked Out Of A Dream
4 Doxie
5 Old Folks
6 Big T
7 Wake Up, M.f.
8 Bobby's Blues
9 Medusa 
 

クレジット

Arnett Cobb ( Sax (Tenor) )
Carl Lott ( Drums )
Don Jones ( Bass )
Henrique Martinez ( Percussion )
Jimmy Ford ( Sax (Alto) )
Joe Gallardo ( Piano )
Joe Gallardo ( Trombone )
Malcom Pinson ( Drums )
Arnett Cobb ( Main Performer )

 

内容(「CDジャーナル」データベースより)
テキサス・テナーの代名詞的存在であるアーネット・コブが、地元テキサスで1971年に録音した作品。男気あふれるブロウが人気のコブの、骨太テナーが咽び泣くファンキー・ジャズが堪能できる。88年に出されたピンクのジャケットの日本盤CD(定価3300円)が廃盤のようですっかり目にしなくなったと思ってたら、嬉しくリニューアル再発。ジャケもグッとかっこよくなってます。

 

40年代初頭より活躍していたテキサス・テナーの巨人は事故などにより一時活動を休止していたようだが78年に「カムバック」する。とはいっても地元テキサスではバリバリやっていたようで、その時期71年に録られたのが本盤だ。

ローカル臭漂うブルージーで熱いブロウがたっぷり聴ける。アーネットの全アルバムの中でも特に「ブラック」な一枚だ。まずタイトル曲が豪快!テキサスの偉大なる職人ギタリスト、Clarence Hollimonのバッキングも光るぜ。(彼が奥さんのCarol Franと残したアルバムも聴くべし)。

近年のDialtoneレーベルよりリリースされているCD(「Texas Eastside Kings」や「Westside Horns」「Matthew Robinson」など)と通じる、テキサスの伝統を聴ける。ロッキン、ブルージー、ファンキー、ソウルフル。軽々と使われる形容詞だがどれもがピッタリののだから。コブ親父のテキサス・テナーに乾杯!

 

これもツタヤで借りましたよ!5枚で1000円!安い(笑)。

しかもこんな名盤を置いてる‥ツタヤえらいぞ!!

 

チタリン・シャウトのチタリンとは?

豚の小腸のことで、

まさにソウル・フードの象徴なんです(駄洒落じゃない!)。

BBキングがこう言ったそうだ。

「チタリンというのは、豚の小腸のことで、まあ黒人の大好きな

食べ物なんですよ。ヴェリー・ソウルフル・ディッシュというかね。

しかも値段がバカに安い。肉を買うお金の無い人が

チタリンを買うんです。それが転じて、小さいクラブで

数人の前で演奏することをチタリン・サーキットと言うんですよ。

そういうところの観客は耳が肥えていて、演奏がつまらないと

どんどん文句を言ってくる。チタリン・サーキットは、

今も僕の原点ですね。」

今日紹介しているアーネット・コブさんも、この

チタリン・サーキットで揉みに揉まれた人です。

 

それにしても、このアーネット・コブという人、気合入ってます!!

脊柱が悪かったらしんですが、それにわをかけて交通事故に会い、

二度と自力歩行できなくなっているんです。

ジャケットの写真でも、実は松葉杖ついてテナー吹いています。

すごくないですか‥松葉杖突きながら

このテキサス・ガッツというか‥ブラック・シャウトしているのが(笑)。

 

このコブちゃんのChittlin'Shoutは、彼の文句なしの代表作です。

絶対あなたもツタヤに行って借りましょう!(無いかも‥)。

ガッツのあるテキサステナー聴いてみたくありませんか?

チタリン・サーキットで鍛えられたこのブロウするテナー‥

黒人の社会でしか生まれないこの伝説のブローを

是非聴いてみてください。

ちょっと聴いてみたい人は、

someさんのブログCocktails For Two ♪ で聴いてみて!

それにしても、someさんがたくさん宿題くれるので、

僕も目標が出来て楽しいですよ!!

 

Arnett Cobb & Eddie "Lockjaw" Davis - Go Power
Arnett Cobb & Eddie "Lockjaw" Davis - Go Power
Arnett Cobb, Eddie "Lockjaw" Davis (ts) Wild Bill Davis (org) George Duvivier (b) Arthur Edgehill (ds) Recorded at Rudy Van Gelder Studio, Hackensack, NJ, January 9, 1959 Prestige PR

 

 

 

 

Arnett Cobb 




ジ・アート・テイタム・トリオ.jpg

Art Tatum Trio  Art Tatum

 

1 Just One of Those Things (07:15)
2 More Than You Know (03:38)
3 Some Other Spring (04:47)
4 If (03:33)
5 Blue Lou (03:05)
6 Love for Sale (05:32)
7 Isn't It Romantic? (03:57)
8 I'll Never Be the Same (04:55)
9 I Guess I'll Have to Change My Plans (03:41)
10 Trio Blues (05:05) 
 

クレジット

Art Tatum ( Piano )
Red Callender ( Bass )
Jo Jones(Drums)
Norman Granz ( Producer )
Val Valentin ( Engineer )
Alan Yoshida ( Mastering )
Art Tatum ( Main Performer )

内容(「CDジャーナル」データベースより)
数少ないテイタムのピアノ・トリオ・アルバム。1930年代から活躍した彼がこの世を去った年の録音だが、ジャズ界以外からも高く評価されたその圧倒的な演奏技術は健在。ジャズ・ピアノの歴史に名を残す傑作と言える。


        ジャズらしいジャズの名盤

アート・テイタム後期グループ演奏の名盤に、よく知られた
ベン・ウエブスターとの競演があるが、このトリオ盤も
それに劣らず素晴らしいもので、こちらはハイスピード演奏
が聴く者を夢中にさせる。ああ、もう終わっちゃった、
もう一回聴こう、そういう気持ちになる。
上質ジャズの醍醐味が楽しめる一枚だ。

 

昔は、バドパウエル一本やりだった僕も、

最近はこの人に大注目している‥すみません!ジャズ歴浅いもんで。

内容は、非常に‥非常に素晴らしいです(笑)。感動物です。

こんなに満足できる演奏をしてくれるピアニストはそうそういません。

すごくハイスピードなフレーズを連発するんですが、

バドとは、やはりちょっと違う。

Art Tatumという人も、非常に個性の強いピアニストだと思う。

ひとたび聴けば、すぐにテイタムだとわかってしまう。

そしてそれが、ジャズピアノでの

究極の美を表しているものだということも。


Art Tatum plays Dvorak Art Tatum plays Dvorak

↑すごいです!!驚愕の映像です。

 

 


Art Tatum- Yesterdays Art Tatum- Yesterdays

是非観てください。

 

 

 

 Art Tatum

Art Tatum


誕生:1909年10月13日 in Toledo, OH
死亡:1956年11月05日 in Los Angeles, CA

アーサー・テイタム・ジュニアことアート・テイタムは、最新の情報では1909年10月13日、オハイオ・州トレドに生まれている。家族はアートが生まれる直前にノースカロライナ州から移ってきており、父は機械工だった。アートは小さい時から音楽が好きで、13歳でヴァイオリンを習い、次いでピアノを始めている。彼は生まれつき目が不自由で片方の目が半分くらい見えるだけだった。


アートは18歳で地元のラジオ局のハウス・ピアニストとして雇われプロの道を歩むことになる。残念ながら必ずしも恵まれた環境とは言えなかったが、その才能は早くから知れ渡っており、やがてアートは歌手アデレイド・ホールに伴奏者として雇われ、1932年ニューヨークに上り初めてレコーディングの機会を得ている。そして、翌年アートは初めての自分のレコーディングを経験する。
その後の数年間アートはニューヨーク、クリーヴランド、シカゴと仕事をしながら流れ歩き、1938年にはロンドンで演奏する機会を得ている。既にこの頃にはアートは絶大な人気を誇るミュージシャンであり、プロ仲間からも注目を浴びる存在となっていた。

1940年代に入るとスラム・スチュワート(b)タイニー・グライムス(g)とトリオを結成(1943年)、クラブの人気ミュージシャンになっていった。しかし、その一方で辛辣な批評を浴びさせられることもあったようで、ある意味で「一人で全てを完結させてしまう」アートにとって音楽の広がりをどうして見つけるかが問題になったころだ。1949年にはキャピトルにLP2枚分のレコーディングを残している。

こうして、方向性を考えあぐね、人気が下降していた時に出会ったのが、ノーマン・グランツであった。1950年代に入りグランツのプロモーションのお陰で人気を取り 戻しつつあったアートは、「ソロ・マスターピース」「グループ・マスターピース」という二つの路線で20枚近いアルバムを吹き込む。特にソロのシリーズは69曲を2日間で録音した驚異的なレコーディングだった。

 1956年になるとテイタムの健康状態は明らかに厳しくなっており、長年にわたるツアーや深夜に渡るセッションの疲れがアートの身体を蝕んでいた。この年の10月、休暇と称してアートはロスアンジェルスの自宅の戻った、というより、周囲の気使いで戻された。間もなく11月4日、病院に担ぎ込まれたテイタムは慢性腎臓疾患による尿毒症のため時を待たずに息を引きとった。アートは享年47歳の若さだった。

Art Tatum.JPG




テーマ:JAZZ - ジャンル:音楽

Gil's Mood.jpg

Gil's Mood    Gil Coggins

 

1 Gil-Meir Blues
2 Just One Of Those Things
3 My Shining Hour
4 Smooch
5 Isn't It Romantic
6 Jilene
7 In Your Own Sweet Way
8 Pensativa


HMV レビュー

Gil Coggins (p) Calvin Hill (b) Leroy Williams (ds) : Recorded in Dec 15, 1990 at Storbe-Light Sound Studio in Brooklyn, NYC

Gilbert Lloyd Collinsは1924年8月8日、バーバディアンの移民の両親からハーレムに生まれた。母はピアニストでギルにピアノを教えた。ニューヨ−クとバルバドスで教育を受けたギルは、やがてセントルイスで従軍。ここで16歳のマイルス・デイヴィスと相見えている。バーで演奏していたマイルスとの邂逅が、後のBNセッションへの参加となった。コルトレーンをはじめ多くのビバップ〜ハードバップ時代の大物と共演。しかし、リーダー作は、本作『Gil's Mood』(Interplay)と『Better Late Than Never』(Smalls Records)。
2003年6月8日、イーストヴィレッジのジャズクラブ「C-Note」での土曜の夜のギグのあと、交通事故で負傷し、結局、元に戻ることなく2004年2月15日、ニューヨークで亡くなった。本作はその2枚だけの貴重なリーダー作の一枚。

 

内容(「CDジャーナル」データベースより)
決して派手ではないが何か訴えるような…そんな演奏だ。それはなにかジャズと言う不思議な魔法にでも包まれたかの様に聴く者を異次元にゆっくり,ほんとうにゆっくり誘い込んで行く。日本ではまるで無名だが確かに本物のジャズの香りがする人だ。

 

 

僕は最近特に思うことがある。

完璧なものに魅力を感じないんです。

不完全な人間味のあるジャズにとても惹かれるんです。

オスカーピーターソンのピアノに魅力を感じないのはそこなんです。

最近の現代ジャズに魅力を感じないのはそこなんです。

あまりに正確なタッチ‥あまりに正確なリズム‥。

あまりに粒の揃ったピアノの音。

ある意味それって、すごく機械的というかデジタルな感じというか‥。

でも、バリーハリスのピアノや、安保徹先生のライブアットバッシュ

などを聴いていると、現在進行形の生きたジャズだなぁと思う。

安保先生のライブアットバッシュなんて、最近の大概のジャズは

昔の時代の模倣みたいに聴こえるのに、

全くそれが無く、まさに今ビバップしてるというか、

まさに今この瞬間がビバップしてるんですよね。

これを聴いてそれを感じ取れなかったら、ジャズ聴く資格ありません。

安保先生いわく、「ジャズのリズムなんて、有って無いようなものだ。」

まさにそれだと思います。その瞬間瞬間で、スピードとかノリとか

変化するもんなんです。それが生きたジャズです。

このギル・コギンズさんも、生きたジャズを持つ一人だと思います。

素晴らしいです。

なんか、この人のピアノってすごく寄り道するんです‥(笑)。

たとえると、道を歩いていて、そのままス〜っと進めばよいのに

石ころがあれば拾いに行き、犬がいれば追っかけまわし、

なかなか思い通りに歩いていってくれない‥。

言っちゃえば、遊び心にあふれているピアノなんです。

何かあれば立ち止まり、なかなか思い通りに進んでくれない。

そこが良いんです(笑)。

バリーさんもそういうところがあると思います。

このアナログ感がたまらないですよね。

皆さんも、死んだジャズではなく、

生きたジャズを聴きましょう!!

Better Late Than Never.jpgBetter Late Than Never

↑これも発売されるみたいですね。

買おう!!





Miles Davis Sextet 1953 Recording Session Vol.1
1) Kelo (J. J. Johnson)
2) Enigma (J. J. Johnson)
3) Ray's Idea (Gil Fuller / Ray Brown)

Personnel: Miles Davis (trumpet), J. J. Johnson (trombone), Jimmy Heath (tenor sax), Gil Coggins (piano), Percy Heath (bass), Art Blakey (drums)

from the original album 'THE COMPLETE 1952-1954 BLUE NOTE SESSIONS'







Miles Davis Sextet 1953 Recording Session Vol.2
1) Tempus Fugit (Bud Powell)
2) C. T. A. (Jimmy Heath)
3) I Waited for You (Gil Fuller)

Personnel: Miles Davis (trumpet), J. J. Johnson (trombone), Jimmy Heath (tenor sax), Gil Coggins (piano), Percy Heath (bass), Art Blakey (drums)

from the original album 'THE COMPLETE 1952-1954 BLUE NOTE SESSIONS'


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From The Heart   Jimmie Smith.jpg

JIMMIE SMITH QUINTET/FROM THE HEART


1.MINOR CHANT
2.I'LL CLOSE MY EYES
3.STOLEN MOMENT
4.I GOT MY MOJO WORKIN'
5.WATER TORTURE
6.UTA'S BLUES
7.CRY ME A RIVER
8.NIGHT IN TUNISIA
9.GOOD OLD SOUL

 

ソウルでファンキーなハーレム風モダン・ジャズ!!★世界的にも活躍している名ドラマー・ジミーが、オルガン、テナー、トランペット、ギターを加えて、ジャズの本場・ハーレムの香りを漂わせて繰り広げる、ブルージーでアーシーなサウンド。胸を突くサウンドはハート・ビート・ジャズ!

 

 

 

聴いてみて一言‥‥    素晴らしい!!

何でこんな傑作が、表舞台に出てこないんだろう。

僕のブログ観てる人は、絶対買ってください。損しません。

まず最初に聴いてすぐ2つのことが頭に浮かびました。

1つ目!!  CDの音が素晴らしい。

このレコーディング&マスタリングエンジニアの

加登屋正和という人‥只者ではないようです。

こんな素晴らしい録音めったに聴けないです。感動ものです。

2つ目!!  ドラムスのJIMMIE SMITHさんが、

リーダー作とはいえ、本当に素晴らしいドラマーだと言うこと。

どんなに激しく叩いても、全然うるさくない。

このJIMMIE SMITHさんは、日本を拠点として、

世界中で活躍する名ドラマーと言うことですが、

この人は日本の誇りだと思います。

パッと聴いてこれだけ感動するドラムスはそうそういません。

多分、すごくキレているんだと思います。キレがあるんです。

是非someさんのレビューWarter Torture ♪

試聴してみてください。

このドラムスが、最高の録音で聴けるんです。

それに乗っかる安保テナー‥最高です。

STOLEN MOMENTと言うモードっぽい曲も入っているんですが、

最初、一瞬‥コルトレーン!?っと思っちゃうくらい‥

あのマイルスの名盤カインド・オブ・ブルーの、

あの‥モードの‥なんともいえない雰囲気の中で吹く、

貴重な安保先生のテナー演奏も聴けちゃいます。

もちろんコルトレーンよりはかっこいいですけどね(笑)。

宇多さんのハモンドオルガンも絶好調だし、

この加藤 泉と言う人のギターもとんでもなく上手い!!

とにかくこのブログを観た人は何が何でも買ってください。

めちゃめちゃ良いです。最高の名盤です。

JIMMIE SMITHさんの最高傑作としても名高いと言うことです。

1枚を通して聴いた時、

なぜ僕がこんなに力説するかがわかるでしょう。

楽天安いですよ〜!

僕なんか今まで何にも買ったこと無いのに、

600円値引きでしたから(笑)。楽天も案外イケてるのね(大笑)。

 


【送料無料】JIMMIE SMITH QUINTET/FROM THE HEART(発売日:1998/08/25)

 

↑絶対買わなきゃだめだよ〜ん!!

こんな名盤‥そうそう出会えるもんじゃないからね〜(笑)。

 

 

是非、soedwardsさんの動画で、1曲聴いてみてください。

かっこいい〜♪  ↓


Minor Chant - Jimmie Smith Quintet
「From The Heart」
Jimmie Smith (ds) Touru Ambo (ts) David L. George (tp) Yoshiki Uta (org.key) Izumi Katoh (g)
Recorded at Niiza-Shiminkaikan,on Apr. 29, 1998


oda60082.jpg

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ミスティ・ナイト

Misty Night 安保徹

1 Basic Birks
2 Body And Soul
3 Little Willie Leaps
4 On A Misty Night
5 Picture Heath
6 You've Changed
7 Red Top
8 Sid's Delight
9 Body & Soul(Bonus Track)


内容(「CDジャーナル」データベースより)
デクスター・ゴードンばりの音色とフレージングで、いまや貴重なバップ・テナーを信奉する安保(1963~)のリーダー第2弾。バリー・ハリスの流れを汲む太田寛二を含むレギュラー・カルテットで、タッド・ダメロンやジミー・ヒースといった名手たちの佳曲を鮮やかに聴かせる。★




HMV レビュー

安保徹(ts)大田寛二(p)佐々木悌二(b)村田憲一郎(ds)2003年12月録音。
 現代日本ジャズのテナー・タイタン、安保徹の待望のセカンドアルバム。本作では再びコンビを組んだ大田寛二のスインギーでメロディアスなピアノに乗って、メロディストぶりを発揮した安保のバラード・プレイを中心に収められた。
 深く心に響く音色と、原曲の雰囲気を生かしたアドリブ・フレージンング、さらに50年代のデクスター・ゴードンが持っていた、独特の優雅な雰囲気を受け継いだ稀有な才能は“Body And Soul”の後半部を聴けば明らか。
 “You've Changed”では、この曲の持つ恨みがましい曲想を見事に生かしきった演奏が展開、本作品中でも白眉といっていい優雅な世界が進行する。





どうしても、このMisty Nightという作品を、

しっかりとしたかたちで解説しておきたくてアップしました。



まさに、このCDが発売されたころに

僕は安保先生に習っていたんです。飯田ジャズスクールで。

そして、ライブも観に行きました。

正直このCDが発売される前だったんですが、

内容はまさにこのMisty Night を意識したものでした。

単なる昔のジャズの模倣のようなライブではなく、

今、まさに、そこに、ビバップがある素晴らしいライブでした。

会場のお客さんたちも、感動の雨あられでした。

凄く気持ちよくなってみんな上機嫌になっていました。

僕個人としては、On A Misty Night とYou've Changed が

とても印象に残っています。

On A Misty Nightの、あの高い音出す時の、

安保先生の少し姿勢を低くして、天に向かって吹くようなアクション‥

すごく‥大切に‥上品な音を奏でていました。

You've Changed の演奏の時は、

お客さん全員が静まり返り、その安保テナーの音に恋していました。

You've Changed の演奏が終わった時、

お客さんのリアクションどうだったと思います?

それはですねぇ‥(笑)



皆、唸ってました‥安保テナーの素晴らしい演奏に(笑)。

声も拍手も出来ませんでした‥全員が‥素晴らしすぎて。



このライブを観た僕にとって、

このCDはその時の記憶を思い出させてくれる

大切な‥大切な宝物なんです。

正直、このCDを聴いた皆さんが、

僕と同じだけの感動を味わえるのかどうかはわかりません。 



このMisty Night というCDは、

安保テナーの最高峰に君臨する作品です。

安保テナーの真髄は、やはりバラードにあると思いますし、

そのバラード色が強いこの作品こそが、

安保テナーの絶頂期を記憶した、大切なものだということは

皆さん知っておいてください。





Red Top - Toru Ambo Quartet
MISTY NIGHT 安保徹(ts) 太田寛二(p) 佐々木悌二(b) 村田憲一郎(ds) Rec:2003年 12月 What's New Records 2003

 



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Joe Albany『Nows The Time』 

Joe Albany Now's The Time

 

1. ナウズ・ザ・タイム
2. ヤードバード・スイート
3. ブルーバード
4. チャーリー・パーカー・ブルース
5. ニューヨークの秋
6. リトル・スウェード・シューズ
7. ビリーズ・バウンス
8. コンファメーション
9. バルバドス
10. ゼイ・キャント・テイク・ザット・アウェイ・フロム・ミー

 ビバップ時代から活躍を続けた不遇なピアニスト、ジョー・オーバニーだが、後半の人生は比較的録音も多く恵まれていた。そうした後期オーバニーを捉えたインタープレイ・レーベルの佳作。懐かしいチャーリー・パーカーの名演を記憶する作品が選ばれた。イリジナル発売時のタイトルは『Bird Lives!』

Joe Albany (p) Art Davis (b) Roy Haynes (ds) 1979

 

 

いや〜!良いですね〜♪

この人をビバップの超B級ジャズメンとして区切るのは失礼だと思います。

この人のピアノを、ビバップというカテゴリーで区切るのはやめましょうよ。

この、喜怒哀楽の”哀”の部分を持ち、しかも狂気を感じさせるご機嫌な演奏?は、

オーバニーさんしかいないでしょう!

この作品は、79年録音でオーバニーさん54歳の時の演奏となるようですが、

まさに成熟しきった演奏ということになるのではないでしょうか。

いい意味でカドが取れていて、パーカーの曲をやっているためか、すごく聴きやすいです。

ジャズ入門者にも、ビバップの魅力を知ってもらいやすい1枚になっていると思います。

 

それにしても、ジョー・オーバニーというピアニストほど

実力とは裏腹にスポットライトを浴びていない人は少ないと思います。

これだ!という作品が無いので、日本ジャズリスナーのオーバニーに対する認識が薄すぎます。

でも‥それはそれでいい感じもします(笑)‥オーバニーさんらしくて。

このブログを見て、もしオーバニーさんに興味を持ってくれるリスナーが出てきたら、

その人は、この人の奥深さに気づいてしまうかもしれない。

気づいてしまったら最後!ジャズの底なし沼へまっしぐら!です(笑)。

 

 

 

 ↓この映像は、おそらくこのCDが出されたころと同時期の演奏ですよ。

すごく貴重だと思います。なにせ、オーバニーさんの雄姿が観れるのですから。

喜怒哀楽に、狂気が加わったオーバニーさんのピアノ‥くせになります(笑)。




Joe Albany - Billie's Bounce & 'Round Midnight

Imagine being able to say, "Yeah! I used to play with 'Bird'." .... !!





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バッカス・スイング2 

バッカス・スイング     世良譲

1. Mac's Blues
2. Peg O'My Heart
3. After You've Gone
4. Misty
5. Shiny Stockings
6. My Ideal
7. Softly as in a Morning Sunrise
8. Thanks for the Memory

1973年録音。世良の数あるアルバムの中でも群を抜くスイング感が最高に発揮された傑作。

世良譲 (p)
栗田八郎 (b)
原田イサム (ds)

 

 

この作品のタイトルにもなっている”バッカス”とは、ギリシャ神話で「酒の神」だそうです。

酒の神 「バッカス」 のスウィングか‥(笑)。

いや〜♪最高ですね‥世良譲さん。

まず、この映像での世良さんの演奏を聴いてみてくださいよ♪↓

 
Benny Carter in Tokyo - Honeysuckle Rose - 1997 
Live at Birdland, Tokyo in 1997. Played with Satoru Oda(ts), Yuzuru Sera(pf), Koji Tohyama(bs) and Yukio Kimura ...

 

どうです?最高にスウィングしていませんか?

僕が、ビバップビバップうるさいくらいのビバップバカなのは、

このブログをいつも読んでくれている人には、周知の事実だと思うのですが、

実は、僕にとっての”最高のジャズ”とは、

ビバップというジャズの大革命が起こる少し前の、

スウィングジャズ最盛期からビバップへの転換期である、

まさにあの瞬間にこそ、最高の演奏があると思っているのです。

まあ、簡単に言ってしまえば、コールマン・ホーキンスやレスター・ヤングがそうです。

世良さんのピアノは、ビバップ以降のモダンジャズではあるのですが、

そこに、スウィングジャズとしてのエッセンスが、最近のミュージシャンよりも

たくさん含まれているような気がします。

カンザス・シティスタイルや、ブギウギ‥ラグタイムピアノなど‥。

言わば、完全に聴くためだけになってしまったビバップ以降のモダンジャズと違い、

ダンス・ミュージックだったころの、その素晴らしいスウィング感を存分に感じさせてくれるのです。

この世良譲さんのピアノから出てくる、

「ズッチャッ!ズッチャッ!」という左手のリズムの取り方、僕にはたまりません(笑)。

これぞ、僕の求める最高のスウィングしているジャズだ!と叫びたくなります。

最近のジャズメンを聴いていると、驚くほど、こういう弾き方をしている人が少ないのです。

 

この作品のライナー・ノーツは、あのクラリネットの北村英治さんが当時書いたものが、

そのままCDでも掲載されているのですが、邦ジャズでのまさに戦友である2人の

暖かく、互いを思いやる気持ちが凄く伝わってきて、見ごたえ十分です。

この作品の録音も素晴らしいですね〜♪

ピアノとベースとドラム‥それ以外の音が全然聴こえてこない。

まさに、世良譲トリオそのものだけの音がしてきて、

それでいて、世良さんの凄く甘く歌いこんだかと思うと次はかなりガンガン迫ってきたり、

又次には柔らかくスウィングしてみたりする、一言で言えばダイナミックとしか言いようの無い‥

ダイナミックとは、こういう演奏の事を言うのだろうというお手本のようなジャズなのです。

 

あ〜‥(笑)、

僕が今まで素晴らしいと思ってきた名盤たちに、少しかげりのようなものを感じてしまいました。

誰かの言葉にこういうのがありましたよね‥

 

「過去は新しい。未来は懐かしい。」

 

過去に存在していた素晴らしいものに出会うと、

実は、それが一番新しい斬新さを持っていることに気づくのです。

今回紹介したバッカス・スイング という世良譲さんの作品は、

 今言ったことを痛感させられる素晴らしい傑作です。

今の、国内外問わず若手中堅ジャズメンたちの演奏しているジャズが、

いかにデフォルメされて観賞用に成りきってしまっているか‥

いかにスウィングしていないかが、手に取るようにわかると思いますよ。

是非、購入して聴いてみてください。

あ!僕のブログからは買わなくても良いですよ(笑)。

僕は、そういう儲け主義でこのブログやっているわけではないので。

 

 

 Autumn Leaves伊東ゆかりの歌う「枯葉」 (1978.11)

 

↑最後に1曲聴いてみてください‥枯葉を。

こんな素晴らしいピアニストに支えられて、あの素晴らしき昭和の音楽は存在していたのですね。

 

 

 

ys002.jpg 

世良 譲(せら ゆずる、1932年3月10日 - 2004年2月17日)は、

島根県出身の日本のジャズピアニスト。本名・世良哲壮(せら てっそう)。

明治大学在学中の1950年から、プロ活動を始め、奥田宗宏とブルースカイ・オーケストラなどに在籍。

1965年、白木秀雄クインテットの一員としてベルリン・ジャズ・フェスティバルに出演し、国際的に注目を浴びる。

1974年から、7年間、TBS系サウンド・イン"S"に出演。軽妙な語りで、広く親しまれた。

2003年、南里文雄賞受賞。

2004年、多臓器不全のため死去。享年71。






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