
【Aポイント+メール便送料無料】小川理子(p) / スウィンギン・ストライド (CD)
| 1. フィンガー・バスター |
| 2. ドロップ・ミー・オフ・イン・ハーレム |
| 3. ヴァイパーズ・ドラッグ |
| 4. コットン・テイル |
| 5. 世界に一つだけの花 |
| 6. ハンドフル・オブ・キーズ |
| 7. ムーン・リヴァー |
| 8. エキセントリシティ |
| 9. ハーレム・ジョイズ |
| 10. ホェン・アイム・シクスティフォー |
| 11. アーント・ヘイガーズ・ブルース |
| 12. アイム・ビギニング・トゥ・シー・ザ・ライト |
| 13. マイ・ファーザーズ・ラヴ・ソング |
内容(「CDジャーナル」データベースより)
1920年代に起こったハーレムストライドというジャズ・ピアノスタイルで世界的に評価されている小川理子のメジャー・デビュー・アルバム。その神業的なプレイに驚嘆させられる。
ストライド・ピアノの"新人"として注目を浴び、日本よりアメリカで先に評価された小川"Riko"理子の日本におけるメジャーデビュ−作品。ストライド・ピアノといえばジャズのルーツ的な演奏スタイルとしてアメリカでもユニークな存在だ。かつては100歳まで生きたユービー・ブレイクの存在が貴重だった。そうしたジャズのルーツを伝承するスタイルの演奏かということで米国のレーベルから作品を発表、高い評価を得たのを受けての登場だ。
素晴らしいレビューです↓
新聞のインタビュー記事にこのピアニストが載っていたのですが、CDを出すほどのアーティストでありながら、パナソニックで普通の会社員をしているのだそうです。会社勤めをしながらこれだけのクォリティを持ったアルバムを出すなんて、同じサラリーマンとしてはちょっと信じ難いというか、素直にすごいなと思いますね。
アルバムタイトルにもある通り、ストライド・ピアノを思い切り楽しめる内容になってます。ストライドはたぶんファッツ・ウォーラーがし始めたんじゃないかと思いますが、1拍目と3拍目にベース、2拍目と4拍目に和音を弾く奏法です。よく耳にする形なので珍しくはないんですが、この人はとにかく早い。1曲目からすごい飛ばしまくってます。ここまで早いと鍵盤を見ながらではまず無理でしょう。鍵盤の感覚を完全に体にしみこませていないと弾けないと思います。もちろん早い曲ばかりではなく、ミドルテンポで気持ち良くスイングする曲もありますし、「世界に1つだけの花」なんてのもあり、初めから終わりまでとにかく聴いていて楽しいアルバムです。
ピアノの音がこれまたいいですね。写真を見るとヤマハを弾いているようですが、高域の伸びを抑えていてジャズ・バーのピアノのような音色。録音も余計な残響も無く、かと言って耳に張り付くわけでもない、演奏そのものを楽しめる音に仕上がっています。
本当に楽しく気持ちいいアルバムですが、最後にオリジナルのバラードで締めくくります。オリジナルはこれ1曲のみですが、これを聴くと明日もまたこのCDを聴きたくなります。
ストライドピアノ‥それは、簡潔に説明すると、
小川理子さん曰く、このようになります。
左手のブンチャッブンチャッ!みたいな
ウォーキングベースのようなベース音とハーモニーでビートをつくり、
右手のインプロヴィゼーションを乗せてドライブさせていく‥
時には3オクターブの鍵盤を超速でまたいで目にはみえず、
スピード感と距離感で弾く。
しばらくそうして弾いていくうちに、
身体じゅうの細胞が共鳴しだして血湧き、肉踊る。
素晴らしいですよ〜♪
是非一度聴いてみてください。
多分、聴き終わるころには、
間違いなくハーレムにいる気持ちになります(笑)。

小川理子(おがわみちこ)
大阪市西区立売堀に生まれ育つ。
大阪市立愛日小学校、大阪市立船場中学校、大阪府立大手前高校を経て、慶応義塾大学理工学部入学。生体電子工学を専攻し、音楽に深く共鳴するところから生体リズムに興味をもち、医学部と共同で研究。
大学卒業後は、松下電器産業(株)音響研究所に入社し、音響心理、音響生理を基盤とした音響機器の研究開発に15年間従事。
2001年に東京転勤でeネット事業本部に異動。
現在は放送通信融合におけるデジタルAVネットワークのサービス開発を担当。
音楽経験については、3歳でクラシックピアノを始め、相愛学園「子供の音楽教室」にて音楽基礎教育を学ぶ。
幼い頃から父親の影響でジャズに親しむほか、ロック、ポップス、フォーク、フュージョンと様々な音楽を聴き、大学在学中にバンドを組んで、スタンダードジャズを始める。
大学卒業後、しばらくは勤務が忙しくピアノから離れたが、1993年からハーレムストライドピアノスタイルを中心としたクラシックジャズの演奏活動を開始。
現在は、自身のソロ活動、トリオ、コンボでの演奏活動のほかに、ハイタイムローラーズ、木村陽一トリオに参加している。
<注>ハーレムストライドピアノスタイルとは、1920年代にニューヨークハーレムにて発生したソロのジャズピアノスタイルのことで、提唱者はJ.P.ジョンソン、その弟子のファッツ・ワーラーが1930年代に人気を確立した。ストライドとは、またぐ、という意味のことで、左手は大きく鍵盤をまたぎながら、単音ではなく和音でウオーキングベースを形成しリズムを刻む、右手は自由なアドリブを奏し、全体としてブルースに由来する流れるようなスウィングがジャズのビートへ展開する。
1998年ガーシュイン生誕100年を記念して「My First Recital」を開催。
2000年には大阪フィルハーモニー管弦楽団と大阪シンフォニーホールにてガーシュインの「ラプソディ・イン・ブルー」を共演。
2003年7月大阪(中ノ島・中央公会堂)、10月東京(東京オペラシティ・リサイタルホール)で、ソロ活動10周年記念リサイタルを開催。
海外公演は1997年から開始し、2000年から毎年続けてフロリダでのジャズフェスティバル「International March of Jazz」に出演し好評を博す。
2002年の同フェスティバルでは、自身のリーダーによるトリオとして、英国出身のベース・Dave Greenと米国出身のドラムス・EdMetz Jr.との初共演でStanding Ovationをうける。
2003年3月、同フェスティバル出演と同時に、主催者のクラシックジャズレコードレーベArborsRecordsにて、日本人として初めて、また初リーダーアルバムとしてレコーディングを行い、ArborsRecordsから2003年7月に全米リリースされた。
メンバーは、いずれも国際的に活躍するHarryAllen(Tsax),PhilFlanigan(Bs), EdMetz,Jr(Ds)とのカルテットによる。このアルバムは、英国Jazz Journal International の2003年度 評論家投票にて第1位を獲得した。
2006年には、中山正治ジャズ大賞のアマチュア部門にてグランプリを獲得した。
現在、東京では主に、銀座・Swing、赤坂・LittleManuela、水道橋・東京倶楽部、渋谷JZBratにて、ソロ、デュオ、カルテットなど様々なスタイルで展開するとともに、浅草・HUB、西荻窪・ミントンハウスでは、ニューオリンズスタイルのハイタイムローラーズに参加。
京阪神では、全日本デキシーランドジャズフェスティバル、神戸ジャズストリーとなどへの参加が恒例となっている。
レコーディングについては、国内自主制作にて9枚、海外制作にて1枚、のCDをリリースしたのち、2006年にビクターエンタテインメントからメジャーデビューを果たした。今もなお、会社勤務と音楽活動との二足のわらじを続けている。
会社での歩みにおいては、入社から数年間は、サウンドスペースプロジェクトにて数々のユニークな研究開発を経験。
楽器型のユニークなスピーカは、ニューヨーク近代美術館の永久展示品に選定された。
薄型の壁面型スピーカはウイーン国立歌劇場のリハーサルルームに納入され、オペラ歌手のカラオケとして使用された。
その他、カーオーディオ、音場制御、DVDの高音質フォーマット規格化、音楽配信用圧縮フォーマットの音質評価などの研究開発を経験。特に音の何たるかを探求するために、自ら開発した重い収録機材をかついでオーケストラのライブ収録に出かけ、ミキシング、編集からディスク制作まで全てを経験。
渡辺香津美氏と福田進一氏のギターデュオのレコーディングを、新開発のハードディスクレコーダを現場に持ち込み収録して制作した高音質DVDは、音の表現力が評価され、雑誌HiViのグランプリを受賞した。
様々な15年間の研究開発活動に一区切りをつけ、現在は、eネット事業本部にて研究経験を活かした新しいサービス分野の開発に挑戦している。
2005年には、これまでの音響研究活動と音楽演奏活動の両立が評価され、慶応大学理工学部同窓会から研究教育基金による表彰を受けた。