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Trav’lin Light2

Gil's Mood.jpg

Gil's Mood    Gil Coggins

 

1 Gil-Meir Blues
2 Just One Of Those Things
3 My Shining Hour
4 Smooch
5 Isn't It Romantic
6 Jilene
7 In Your Own Sweet Way
8 Pensativa


HMV レビュー

Gil Coggins (p) Calvin Hill (b) Leroy Williams (ds) : Recorded in Dec 15, 1990 at Storbe-Light Sound Studio in Brooklyn, NYC

Gilbert Lloyd Collinsは1924年8月8日、バーバディアンの移民の両親からハーレムに生まれた。母はピアニストでギルにピアノを教えた。ニューヨ−クとバルバドスで教育を受けたギルは、やがてセントルイスで従軍。ここで16歳のマイルス・デイヴィスと相見えている。バーで演奏していたマイルスとの邂逅が、後のBNセッションへの参加となった。コルトレーンをはじめ多くのビバップ〜ハードバップ時代の大物と共演。しかし、リーダー作は、本作『Gil's Mood』(Interplay)と『Better Late Than Never』(Smalls Records)。
2003年6月8日、イーストヴィレッジのジャズクラブ「C-Note」での土曜の夜のギグのあと、交通事故で負傷し、結局、元に戻ることなく2004年2月15日、ニューヨークで亡くなった。本作はその2枚だけの貴重なリーダー作の一枚。

 

内容(「CDジャーナル」データベースより)
決して派手ではないが何か訴えるような…そんな演奏だ。それはなにかジャズと言う不思議な魔法にでも包まれたかの様に聴く者を異次元にゆっくり,ほんとうにゆっくり誘い込んで行く。日本ではまるで無名だが確かに本物のジャズの香りがする人だ。

 

 

僕は最近特に思うことがある。

完璧なものに魅力を感じないんです。

不完全な人間味のあるジャズにとても惹かれるんです。

オスカーピーターソンのピアノに魅力を感じないのはそこなんです。

最近の現代ジャズに魅力を感じないのはそこなんです。

あまりに正確なタッチ‥あまりに正確なリズム‥。

あまりに粒の揃ったピアノの音。

ある意味それって、すごく機械的というかデジタルな感じというか‥。

でも、バリーハリスのピアノや、安保徹先生のライブアットバッシュ

などを聴いていると、現在進行形の生きたジャズだなぁと思う。

安保先生のライブアットバッシュなんて、最近の大概のジャズは

昔の時代の模倣みたいに聴こえるのに、

全くそれが無く、まさに今ビバップしてるというか、

まさに今この瞬間がビバップしてるんですよね。

これを聴いてそれを感じ取れなかったら、ジャズ聴く資格ありません。

安保先生いわく、「ジャズのリズムなんて、有って無いようなものだ。」

まさにそれだと思います。その瞬間瞬間で、スピードとかノリとか

変化するもんなんです。それが生きたジャズです。

このギル・コギンズさんも、生きたジャズを持つ一人だと思います。

素晴らしいです。

なんか、この人のピアノってすごく寄り道するんです‥(笑)。

たとえると、道を歩いていて、そのままス〜っと進めばよいのに

石ころがあれば拾いに行き、犬がいれば追っかけまわし、

なかなか思い通りに歩いていってくれない‥。

言っちゃえば、遊び心にあふれているピアノなんです。

何かあれば立ち止まり、なかなか思い通りに進んでくれない。

そこが良いんです(笑)。

バリーさんもそういうところがあると思います。

このアナログ感がたまらないですよね。

皆さんも、死んだジャズではなく、

生きたジャズを聴きましょう!!

Better Late Than Never.jpgBetter Late Than Never

↑これも発売されるみたいですね。

買おう!!





Miles Davis Sextet 1953 Recording Session Vol.1
1) Kelo (J. J. Johnson)
2) Enigma (J. J. Johnson)
3) Ray's Idea (Gil Fuller / Ray Brown)

Personnel: Miles Davis (trumpet), J. J. Johnson (trombone), Jimmy Heath (tenor sax), Gil Coggins (piano), Percy Heath (bass), Art Blakey (drums)

from the original album 'THE COMPLETE 1952-1954 BLUE NOTE SESSIONS'







Miles Davis Sextet 1953 Recording Session Vol.2
1) Tempus Fugit (Bud Powell)
2) C. T. A. (Jimmy Heath)
3) I Waited for You (Gil Fuller)

Personnel: Miles Davis (trumpet), J. J. Johnson (trombone), Jimmy Heath (tenor sax), Gil Coggins (piano), Percy Heath (bass), Art Blakey (drums)

from the original album 'THE COMPLETE 1952-1954 BLUE NOTE SESSIONS'


テーマ:JAZZ - ジャンル:音楽

From The Heart   Jimmie Smith.jpg

JIMMIE SMITH QUINTET/FROM THE HEART


1.MINOR CHANT
2.I'LL CLOSE MY EYES
3.STOLEN MOMENT
4.I GOT MY MOJO WORKIN'
5.WATER TORTURE
6.UTA'S BLUES
7.CRY ME A RIVER
8.NIGHT IN TUNISIA
9.GOOD OLD SOUL

 

ソウルでファンキーなハーレム風モダン・ジャズ!!★世界的にも活躍している名ドラマー・ジミーが、オルガン、テナー、トランペット、ギターを加えて、ジャズの本場・ハーレムの香りを漂わせて繰り広げる、ブルージーでアーシーなサウンド。胸を突くサウンドはハート・ビート・ジャズ!

 

 

 

聴いてみて一言‥‥    素晴らしい!!

何でこんな傑作が、表舞台に出てこないんだろう。

僕のブログ観てる人は、絶対買ってください。損しません。

まず最初に聴いてすぐ2つのことが頭に浮かびました。

1つ目!!  CDの音が素晴らしい。

このレコーディング&マスタリングエンジニアの

加登屋正和という人‥只者ではないようです。

こんな素晴らしい録音めったに聴けないです。感動ものです。

2つ目!!  ドラムスのJIMMIE SMITHさんが、

リーダー作とはいえ、本当に素晴らしいドラマーだと言うこと。

どんなに激しく叩いても、全然うるさくない。

このJIMMIE SMITHさんは、日本を拠点として、

世界中で活躍する名ドラマーと言うことですが、

この人は日本の誇りだと思います。

パッと聴いてこれだけ感動するドラムスはそうそういません。

多分、すごくキレているんだと思います。キレがあるんです。

是非someさんのレビューWarter Torture ♪

試聴してみてください。

このドラムスが、最高の録音で聴けるんです。

それに乗っかる安保テナー‥最高です。

STOLEN MOMENTと言うモードっぽい曲も入っているんですが、

最初、一瞬‥コルトレーン!?っと思っちゃうくらい‥

あのマイルスの名盤カインド・オブ・ブルーの、

あの‥モードの‥なんともいえない雰囲気の中で吹く、

貴重な安保先生のテナー演奏も聴けちゃいます。

もちろんコルトレーンよりはかっこいいですけどね(笑)。

宇多さんのハモンドオルガンも絶好調だし、

この加藤 泉と言う人のギターもとんでもなく上手い!!

とにかくこのブログを観た人は何が何でも買ってください。

めちゃめちゃ良いです。最高の名盤です。

JIMMIE SMITHさんの最高傑作としても名高いと言うことです。

1枚を通して聴いた時、

なぜ僕がこんなに力説するかがわかるでしょう。

楽天安いですよ〜!

僕なんか今まで何にも買ったこと無いのに、

600円値引きでしたから(笑)。楽天も案外イケてるのね(大笑)。

 


【送料無料】JIMMIE SMITH QUINTET/FROM THE HEART(発売日:1998/08/25)

 

↑絶対買わなきゃだめだよ〜ん!!

こんな名盤‥そうそう出会えるもんじゃないからね〜(笑)。

 

 

是非、soedwardsさんの動画で、1曲聴いてみてください。

かっこいい〜♪  ↓


Minor Chant - Jimmie Smith Quintet
「From The Heart」
Jimmie Smith (ds) Touru Ambo (ts) David L. George (tp) Yoshiki Uta (org.key) Izumi Katoh (g)
Recorded at Niiza-Shiminkaikan,on Apr. 29, 1998


oda60082.jpg

テーマ:JAZZ - ジャンル:音楽

ミスティ・ナイト

Misty Night 安保徹

1 Basic Birks
2 Body And Soul
3 Little Willie Leaps
4 On A Misty Night
5 Picture Heath
6 You've Changed
7 Red Top
8 Sid's Delight
9 Body & Soul(Bonus Track)


内容(「CDジャーナル」データベースより)
デクスター・ゴードンばりの音色とフレージングで、いまや貴重なバップ・テナーを信奉する安保(1963~)のリーダー第2弾。バリー・ハリスの流れを汲む太田寛二を含むレギュラー・カルテットで、タッド・ダメロンやジミー・ヒースといった名手たちの佳曲を鮮やかに聴かせる。★




HMV レビュー

安保徹(ts)大田寛二(p)佐々木悌二(b)村田憲一郎(ds)2003年12月録音。
 現代日本ジャズのテナー・タイタン、安保徹の待望のセカンドアルバム。本作では再びコンビを組んだ大田寛二のスインギーでメロディアスなピアノに乗って、メロディストぶりを発揮した安保のバラード・プレイを中心に収められた。
 深く心に響く音色と、原曲の雰囲気を生かしたアドリブ・フレージンング、さらに50年代のデクスター・ゴードンが持っていた、独特の優雅な雰囲気を受け継いだ稀有な才能は“Body And Soul”の後半部を聴けば明らか。
 “You've Changed”では、この曲の持つ恨みがましい曲想を見事に生かしきった演奏が展開、本作品中でも白眉といっていい優雅な世界が進行する。





どうしても、このMisty Nightという作品を、

しっかりとしたかたちで解説しておきたくてアップしました。



まさに、このCDが発売されたころに

僕は安保先生に習っていたんです。飯田ジャズスクールで。

そして、ライブも観に行きました。

正直このCDが発売される前だったんですが、

内容はまさにこのMisty Night を意識したものでした。

単なる昔のジャズの模倣のようなライブではなく、

今、まさに、そこに、ビバップがある素晴らしいライブでした。

会場のお客さんたちも、感動の雨あられでした。

凄く気持ちよくなってみんな上機嫌になっていました。

僕個人としては、On A Misty Night とYou've Changed が

とても印象に残っています。

On A Misty Nightの、あの高い音出す時の、

安保先生の少し姿勢を低くして、天に向かって吹くようなアクション‥

すごく‥大切に‥上品な音を奏でていました。

You've Changed の演奏の時は、

お客さん全員が静まり返り、その安保テナーの音に恋していました。

You've Changed の演奏が終わった時、

お客さんのリアクションどうだったと思います?

それはですねぇ‥(笑)



皆、唸ってました‥安保テナーの素晴らしい演奏に(笑)。

声も拍手も出来ませんでした‥全員が‥素晴らしすぎて。



このライブを観た僕にとって、

このCDはその時の記憶を思い出させてくれる

大切な‥大切な宝物なんです。

正直、このCDを聴いた皆さんが、

僕と同じだけの感動を味わえるのかどうかはわかりません。 



このMisty Night というCDは、

安保テナーの最高峰に君臨する作品です。

安保テナーの真髄は、やはりバラードにあると思いますし、

そのバラード色が強いこの作品こそが、

安保テナーの絶頂期を記憶した、大切なものだということは

皆さん知っておいてください。





Red Top - Toru Ambo Quartet
MISTY NIGHT 安保徹(ts) 太田寛二(p) 佐々木悌二(b) 村田憲一郎(ds) Rec:2003年 12月 What's New Records 2003

 



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Joe Albany『Nows The Time』 

Joe Albany Now's The Time

 

1. ナウズ・ザ・タイム
2. ヤードバード・スイート
3. ブルーバード
4. チャーリー・パーカー・ブルース
5. ニューヨークの秋
6. リトル・スウェード・シューズ
7. ビリーズ・バウンス
8. コンファメーション
9. バルバドス
10. ゼイ・キャント・テイク・ザット・アウェイ・フロム・ミー

 ビバップ時代から活躍を続けた不遇なピアニスト、ジョー・オーバニーだが、後半の人生は比較的録音も多く恵まれていた。そうした後期オーバニーを捉えたインタープレイ・レーベルの佳作。懐かしいチャーリー・パーカーの名演を記憶する作品が選ばれた。イリジナル発売時のタイトルは『Bird Lives!』

Joe Albany (p) Art Davis (b) Roy Haynes (ds) 1979

 

 

いや〜!良いですね〜♪

この人をビバップの超B級ジャズメンとして区切るのは失礼だと思います。

この人のピアノを、ビバップというカテゴリーで区切るのはやめましょうよ。

この、喜怒哀楽の”哀”の部分を持ち、しかも狂気を感じさせるご機嫌な演奏?は、

オーバニーさんしかいないでしょう!

この作品は、79年録音でオーバニーさん54歳の時の演奏となるようですが、

まさに成熟しきった演奏ということになるのではないでしょうか。

いい意味でカドが取れていて、パーカーの曲をやっているためか、すごく聴きやすいです。

ジャズ入門者にも、ビバップの魅力を知ってもらいやすい1枚になっていると思います。

 

それにしても、ジョー・オーバニーというピアニストほど

実力とは裏腹にスポットライトを浴びていない人は少ないと思います。

これだ!という作品が無いので、日本ジャズリスナーのオーバニーに対する認識が薄すぎます。

でも‥それはそれでいい感じもします(笑)‥オーバニーさんらしくて。

このブログを見て、もしオーバニーさんに興味を持ってくれるリスナーが出てきたら、

その人は、この人の奥深さに気づいてしまうかもしれない。

気づいてしまったら最後!ジャズの底なし沼へまっしぐら!です(笑)。

 

 

 

 ↓この映像は、おそらくこのCDが出されたころと同時期の演奏ですよ。

すごく貴重だと思います。なにせ、オーバニーさんの雄姿が観れるのですから。

喜怒哀楽に、狂気が加わったオーバニーさんのピアノ‥くせになります(笑)。




Joe Albany - Billie's Bounce & 'Round Midnight

Imagine being able to say, "Yeah! I used to play with 'Bird'." .... !!





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バッカス・スイング2 

バッカス・スイング     世良譲

1. Mac's Blues
2. Peg O'My Heart
3. After You've Gone
4. Misty
5. Shiny Stockings
6. My Ideal
7. Softly as in a Morning Sunrise
8. Thanks for the Memory

1973年録音。世良の数あるアルバムの中でも群を抜くスイング感が最高に発揮された傑作。

世良譲 (p)
栗田八郎 (b)
原田イサム (ds)

 

 

この作品のタイトルにもなっている”バッカス”とは、ギリシャ神話で「酒の神」だそうです。

酒の神 「バッカス」 のスウィングか‥(笑)。

いや〜♪最高ですね‥世良譲さん。

まず、この映像での世良さんの演奏を聴いてみてくださいよ♪↓

 
Benny Carter in Tokyo - Honeysuckle Rose - 1997 
Live at Birdland, Tokyo in 1997. Played with Satoru Oda(ts), Yuzuru Sera(pf), Koji Tohyama(bs) and Yukio Kimura ...

 

どうです?最高にスウィングしていませんか?

僕が、ビバップビバップうるさいくらいのビバップバカなのは、

このブログをいつも読んでくれている人には、周知の事実だと思うのですが、

実は、僕にとっての”最高のジャズ”とは、

ビバップというジャズの大革命が起こる少し前の、

スウィングジャズ最盛期からビバップへの転換期である、

まさにあの瞬間にこそ、最高の演奏があると思っているのです。

まあ、簡単に言ってしまえば、コールマン・ホーキンスやレスター・ヤングがそうです。

世良さんのピアノは、ビバップ以降のモダンジャズではあるのですが、

そこに、スウィングジャズとしてのエッセンスが、最近のミュージシャンよりも

たくさん含まれているような気がします。

カンザス・シティスタイルや、ブギウギ‥ラグタイムピアノなど‥。

言わば、完全に聴くためだけになってしまったビバップ以降のモダンジャズと違い、

ダンス・ミュージックだったころの、その素晴らしいスウィング感を存分に感じさせてくれるのです。

この世良譲さんのピアノから出てくる、

「ズッチャッ!ズッチャッ!」という左手のリズムの取り方、僕にはたまりません(笑)。

これぞ、僕の求める最高のスウィングしているジャズだ!と叫びたくなります。

最近のジャズメンを聴いていると、驚くほど、こういう弾き方をしている人が少ないのです。

 

この作品のライナー・ノーツは、あのクラリネットの北村英治さんが当時書いたものが、

そのままCDでも掲載されているのですが、邦ジャズでのまさに戦友である2人の

暖かく、互いを思いやる気持ちが凄く伝わってきて、見ごたえ十分です。

この作品の録音も素晴らしいですね〜♪

ピアノとベースとドラム‥それ以外の音が全然聴こえてこない。

まさに、世良譲トリオそのものだけの音がしてきて、

それでいて、世良さんの凄く甘く歌いこんだかと思うと次はかなりガンガン迫ってきたり、

又次には柔らかくスウィングしてみたりする、一言で言えばダイナミックとしか言いようの無い‥

ダイナミックとは、こういう演奏の事を言うのだろうというお手本のようなジャズなのです。

 

あ〜‥(笑)、

僕が今まで素晴らしいと思ってきた名盤たちに、少しかげりのようなものを感じてしまいました。

誰かの言葉にこういうのがありましたよね‥

 

「過去は新しい。未来は懐かしい。」

 

過去に存在していた素晴らしいものに出会うと、

実は、それが一番新しい斬新さを持っていることに気づくのです。

今回紹介したバッカス・スイング という世良譲さんの作品は、

 今言ったことを痛感させられる素晴らしい傑作です。

今の、国内外問わず若手中堅ジャズメンたちの演奏しているジャズが、

いかにデフォルメされて観賞用に成りきってしまっているか‥

いかにスウィングしていないかが、手に取るようにわかると思いますよ。

是非、購入して聴いてみてください。

あ!僕のブログからは買わなくても良いですよ(笑)。

僕は、そういう儲け主義でこのブログやっているわけではないので。

 

 

 Autumn Leaves伊東ゆかりの歌う「枯葉」 (1978.11)

 

↑最後に1曲聴いてみてください‥枯葉を。

こんな素晴らしいピアニストに支えられて、あの素晴らしき昭和の音楽は存在していたのですね。

 

 

 

ys002.jpg 

世良 譲(せら ゆずる、1932年3月10日 - 2004年2月17日)は、

島根県出身の日本のジャズピアニスト。本名・世良哲壮(せら てっそう)。

明治大学在学中の1950年から、プロ活動を始め、奥田宗宏とブルースカイ・オーケストラなどに在籍。

1965年、白木秀雄クインテットの一員としてベルリン・ジャズ・フェスティバルに出演し、国際的に注目を浴びる。

1974年から、7年間、TBS系サウンド・イン"S"に出演。軽妙な語りで、広く親しまれた。

2003年、南里文雄賞受賞。

2004年、多臓器不全のため死去。享年71。




Biting The Apple

Biting The Apple

1. Apple Jump
2. I'll Remember April
3. Georgia on My Mind [#]
4. Blue Bossa [#]
5. Skylark
6. La Modal

Dexter Gordon ts
Barry Harris p
Sam Jones b
Al Foster ds
Recorded in Nov 1976

ご存知Long,Tall Dexが、ながーい欧州でのロードを終えて、故国に凱旋した年の録音。Barry Harrisの参加を得て、例によって気持ち良さそうに、ワンホーンで聞かせる。表題は、ジャズメンが言い出して、今やニューヨークの別名として定着した感がある「Big Apple」を念頭に置いたもの。久しぶりにニューヨークの地を踏んで、リンゴをちょっとかじって、「じゃぁ、いつも通りにやらかすかぁ、、、」なんてところですか。


原盤はデンマークのスティープルチェイス、録音は1977年。メンバーはヘビーなアル・フォスター(ドラムス)、職人サム・ジョーンズ(ベース)、そして燻し銀バリー・ハリス(ピアノ)、そのままイメージ通りの重厚リズムセクション。ただし、響きは相当モダンで、90年代の録音と言われても気付かないと思います。これは多分にアル・フォスターのおかげでしょう。
聴き所は何といってもブルー・ボッサ。本来はおまけ(ボーナストラック)であった同曲に他曲が霞みます。格好よすぎるドラムスによるイントロから一気にハードボイルドなデクスター・ゴードンの世界へ。うねるテナー、そこに絡む刺激溢れるドラムス、哀愁のピアノ、そして揺ぎのないベース、文句無しの名演です。ジョー・ヘンダーソンのオリジナル演奏なんて軽い軽い。

もう15年も前にこのアルバムを探し回って、渋谷のタワー・レコードで最後の一枚を見つけたことを思い出します。オンラインで気軽に買えるのはアマゾンさまさま。でも、内容の良さは15年たっても変わらない私の愛聴盤。買っても損は絶対にない一枚。

 

 

このジャケット観て下さい。

デックスのレディを見つめる目。

友人?恋人?パートナー?感謝?敬意?

いずれにせよまだ僕とキングのシルバーソニックテナーの関係は

このジャケットでのデックスとレディの関係には程遠いでしょう。

自然体で自分の楽器に対して”ありがとう”という気持ちを

もてるようになるのはいつになることやら(笑)。

この作品は、長い欧州ロードから母国アメリカに活動拠点を移しての、

スティープルチェイスでのラスト録音作となるようです。

デクスター・ゴードンのテナーは見事だと言わずにはいられないほど

豪快で奔放な吹きっぷりで、バリー・ハリス・トリオとの好演もあってか、

ジャズ史上稀にみる傑作として、僕の中では君臨しています。

特に、この作品のブルーボッサは、僕の中でナンバーワンのボッサなんですよ♪

是非、一度聴いてみてください。まさにお手本ともいえる演奏です。 ↓


Blue Bossa -Dexter Gordon
From 'Biting the Apple'
1976
Track 4

 

 

これも載せておきましょうか(笑)。

一番デックスが理解できる映像だと思います。


Dexter Gordon: Montmartre, Copenhagen, 1971
http://www.DexterGordon.com
Documentary footage of Dexter Gordon practicing and performing in Copenhagen, Denmark, 1971. 
 

 

 

よし!もういっちょいっときますか!

上の映像よりちょっと若いデックスのキレのある演奏が聴けますよ。


DEXTER GORDON QUARTET - LOOSE WALK - 1964

 

 

Dexter Gordon.JPG




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Back To The Tracks.jpg

Back To The Tracks   Tina Brooks

 

1 バック・トゥ・ザ・トラックス
2 ストリート・シンガー
3 ブルース・アンド・アイ
4 フォー・ヘブンズ・セイク
5 ルビー・アンド・ザ・パール

 

クレジット

Art Taylor (Arthur) ( Drums )
Blue Mitchell ( Trumpet )
Jackie Mclean ( Sax (Alto) )
Kenny Drew ( Piano )
Paul Chambers ( Bass )
Tina Brooks ( Sax (Tenor) )
Alfred Lion ( Producer )
Rudy Van Gelder ( Engineer )
Tina Brooks ( Main Performer )
Michael Cuscuna ( Reissue Producer )



内容(「CDジャーナル」データベースより)
ブルーノート史に輝く{超幻の名盤}とかつて謳われたブルックスの2ndアルバムが65周年記念の廉価盤で登場。哀愁のオリジナル曲を、ミッチェルとマクリーンを加えた3管編成で奏でる。



この盤は、当初BLP-4052と番号、ジャケット・デザインまで決まっていながら、発売されなかったいわくつきの盤だ。昔は、探した人も多くいたと聞く。私も、昔ジャケ無しのテスト・プレスを某中古盤屋で見たことが確かにあるが、とても当時は(今も)買える値段ではなかった。しかしどこから流出したのだろう。内容は、ブルー・ミッチェルとの二管編成クインテットが4曲と、同メンバーにマクリーンが加わった1曲の計5曲。他のメンバーは、ドリュー、チェンバース、テイラーで典型的なハード・バップの演奏だ。この盤のブルックスは技量の未熟さを露呈してしまっているのか、覇気に乏しい感がする。曲の中では、2曲目のマクリーン入りの「STREET SINGER」が10分以上の長さで、ブルーノートらしい良い曲だ。マクリーンが聴ける(短いソロだが)この1曲の為に買う価値はあると、私は判断する。あとは、発売の意義を鑑みて、限りなく3星に近いが、4星を献上する。 

 

最高!

"ブルックスも勿論良いですが、ここでのB・ミッチェルがまた最高です。別に派手なプレイでもないんですけどね。。4はスタンダードですが、この演奏が一番好きです。5のエキゾチックなメロディとその後のソロはいうことなしです。"
ゆ, 宮城県
2004年10月30日

最高!

"Back To The Tracks の意味をどなたか教えてください。1)軌跡を振り返る2)娑婆に帰る3)クスリ漬けの日々に戻る以上一体どれが正しいイのでしょうか。オーバードースで短い人生を終えたブルックスの幻の名盤と言われています。ブルージーなジャズが好きな方には絶対お勧めです。"
カシタロー, 千葉県
2004年07月23日

 

 

昨日に続いて、Tina Brooksの紹介です。

僕は昨日紹介したやつより、こっちのほうが好きだなぁ(笑)。

Tina Brooksらしいのは、絶対こっちだと思います。

ロリンズやコルトレーンのような絶対的なものは無く、

どこか寂しげで、マイナーで

エモーショナルなアドリブを歌い上げるんですこの人は。

For Heaven's Sakeでは、

どうしようもないくらい切ないバラードを朗々と奏でています。

らしさが出ている面では、昨日のよりも絶対こっちです。

ブルーミッチェルのトランペットはたまらないですし、

ケニードリューがピアノなんですが、

この作品のドリューは、良い意味でドリューらしくないんですよね(笑)。

ドラムがまたもや僕の敬愛してやまないアートテイラー。

超超超超超超幻の名盤だったんですが、

今となっては、いつでも手に入る作品となっております。

是非聴いてみてください。

この作品は最高です。僕が太鼓判押します。

 



TINA BROOKS / Back To The Tracks
Back To The Tracks(Brooks) Blue Mitchell(tp),Jackie Mclean(as),Tina Brooks(ts),Kenny Drew(p) ...

 

 



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True Blue.jpg

True Blue    Tina Brooks

1 Good Old Soul (08:06)
2 Up Tight's Creek (05:17)
3 Theme for Doris (05:50)
4 True Blue (04:58)
5 Miss Hazel (05:32)
6 Nothing Ever Changes My Love for You (07:52)
7 True Blue [Alternate Take] (05:08)
8 Good Old Soul [Alternate Take] (07:34)

 

クレジット

Art Taylor (Arthur) ( Drums )
Duke Jordan ( Piano )
Freddie Hubbard ( Trumpet )
Sam Jones ( Bass )
Tina Brooks ( Sax (Tenor) )
Alfred Lion ( Producer )
Michael Cuscuna ( Producer )
Rudy Van Gelder ( Engineer )
Francis Wolff ( Cover Photo )
Francis Wolff ( Photography )
Ira Gitler ( Liner Notes )
Larry Walsh ( Mastering )
Reid Miles ( Artwork )
Reid Miles ( Cover Design )
Tim Books ( Main Performer )

 

 

買ってから1ヶ月くらい放置していたこの作品‥

ようやく重い腰を上げてこんな時間に聴いてます(笑)。


Tina Brooks← こいつ‥すごいっす!!


久々に少しはまともなテナーに出会った感じがします。

これが超超幻のミュージシャンと言われる人のテナーなのか?

すごく聴いていて感動しっぱなしなんですけど(苦笑)。

フレディハバードのキレまくったキラキラトランペットとの

フロント2管編成で、ピアノがあのデュークジョーダン!!

ベースが最高のサムジョーンズで、

ドラムが僕のフェイバリットミュージシャンでもあるアートテイラー!

完璧です(笑)‥文句なしです。


まあ‥簡単に言えば、超ハードバップな作品です。

ビバップ好きな僕にとっては、少し物足りないけど、

内容は、文句なしにぴか一です。

興味のある人は是非聴いてみてください。損はしません!!


Tina Brooks - Good Old Soul

" True Blue "
Tina Brooks(ts),Freddie Hubbard(tp),
Duke Jordan(pf),Sam Jones(b),
Art Taylor(ds)
1960

↑是非聴いてみてください。

安保徹先生も、ジミースミス(ds)さんの作品の中で演奏していた曲ですよ!

 

動画 動画をクイック リストに追加 Kenny Burrell - Swingin'
Kenny Burrell(g),Tina Brooks(ts), Bobby Timmons(pf),Ben Tucker(b), Art Blakey(ds)

 

↑これはケニーバレルとティナブルックスが共演しているやつ!

試聴できますよ!クリックしてみて!!

ティナブルックスのテナーのキラリと光る才能の片鱗が

感じ取れると思います。すごいですよね(笑)。



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みなさんこんばんは!

今日は、世界のジャズ界からみても、非常にレベルの高い

日本ジャズクラリネットの世界‥是非知って欲しいのです。

そして、最初の映像のピアノの世良譲さん‥

一つ前に紹介したあの尾田悟さんのピアノもつとめていた人です。

世良譲さんのスウィングの世界って、なんて素晴らしいんでしょう!

僕も、久々に震えが止まりません。感動しっぱなしです。

来月あたり、必ず世良譲(せらゆずる)さんの傑作を、このブログで取り上げてみようと思っています。

 

それでは、ごゆっくりと日本ジャズクラリネットをご堪能下さい。

 


クラリネットトリオ〜bei mir bist du schon
1987年 オールジャパンジャズエイド
北村英治 藤家虹二 鈴木章二 世良譲 猪俣猛




KOUJI FUJIKA "Memories Of You"
Jazz Aid 1991 in Japan
KOUJI FUJIKA(cl)
MASARU IMADA(p)

 

 



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from Kansas to Be-Bop Satorlu Oda & His Quartet.JPG

from Kansas to Be-Bop Satoru Oda & His Quartet   尾田悟

尾田悟(ts) 小川俊彦(p) 野中英士(b) 田鹿雅裕(d)  (July 2, 1995)

Lester Leaps In / Blue And Sentimental / Jumpin' At The Woodside / Scrapple From The Apple / Back Home Again In Indiana / Mack The Knife / Danube Waltz / Sophisticated Lady / Perdido / Cotton Tail

 

 

うぉ〜!!素晴らしい!!

そして素晴らしい映像も見つけてしまいました。

それは後ほど‥(笑)。

 

今回紹介するこの作品from Kansas to Be-Bopは、

オーディオパーク第一回ライブコンサートからの抜粋によるものだということです。

オーディオパークとは‥1995年3月にオープンした、

オーディオ過去100年と現在の最新システム機器を揃え、

鑑賞できるオーディオの公園のようなところだそうです。

 

そしてこの日の演奏を、是非レコード化して欲しいとの強い要望により

製作に踏み切った結果、僕らが今日こうして聴けるわけです。

詳しいことはこちら↓

from Kansas to Be-Bop Satoru Oda & His Quartet

 

演奏内容はといえば、

from Kansas to Be-Bopというタイトルの通り

レスターヤングの半生をたどった、

ジャズの最も変革の時期をとらえたものです。

前半の演奏は、スウィングジャズの主流がニューヨークにあったとき

これらと一線を画したカンザスシティスタイルをふんだんに取り入れ、

スウィンギーな演奏で聴くものを楽しませています。

そして後半は、ビーバップスタイルが取り入れられていますが、

品位のある‥あくまでもスウィングの延長線上にこだわる尾田悟の

素晴らしい演奏が堪能できます。

 

それにしても、尾田悟さんのバラードは、本当に素晴らしい!

テディ・ウィルソンさんと共演したことのある尾田さんだからこそ

この味が出せるのではないでしょうか。

特に後半のSophisticated Ladyという曲‥

思わずため息が出てしまいました(笑)。

 

そして、お待ちかねの映像はこれです↓

 

 


Benny Carter in Tokyo - Honeysuckle Rose - 1997 
Live at Birdland, Tokyo in 1997. Played with Satoru Oda(ts), Yuzuru Sera(pf), Koji Tohyama(bs) and Yukio Kimura ...

 

↑この映像は本当に素晴らしい!

脂ののっている時期の尾田悟テナーが満喫できますよ。

是非観て下さい。

 

一貫してメインストリーム・ジャズを演奏し続けるテナー・サックス奏者

1927年 9月27日福岡県生まれ。東京都在住。
1943年 海軍軍楽隊に入隊。戦後すぐ福岡の米軍クラブで演奏活動を開始。
1947年 上京し、「東京ジャイブ」「ゲイ・セプテット」「ミッドナイト・サンズ」などに参加。
1955年 自己のバンド「プレスナイン」を結成。
1982年 テディ・ウィルソンと名盤「ALL OF ME - Satoru with Teddy」を録音。
1985年 モンタレー・ジャズ・フェスティバルに出演。
1990年代前半 ハンク・ジョーンズ(p)と結成した「グレイト・ジャズ・クインテット」で活動。
1994年 このグループで「サトリズム」を録音し、SJ誌のゴールド・ディスクに選出される。
1996年 SJ誌の南里文雄賞を受賞。
現在は欧州を中心に海外での演奏活動も多く、また都内のジャズ・クラブを中心に若手とも共演し、育成にもつとめている。
2007年 突然の病魔に襲われたがこれを克服して復活し、従来どおり精力的に演奏活動を続けている。
2008年 奈良市在住の歌手・芝山真知子のために万葉集の歌「やまとより」に作曲提供しレコーディング。



テーマ:JAZZ - ジャンル:音楽



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